釜石市に入り復興住宅見学

日本最古の製鉄所の歴史を持ち鉄のまちとして栄えた釜石。1989年に高炉を停止、あわせて転炉・連続鋳造設備なども休止した後に、今回の震災の影響を受け、さらに2012年、新日鐵住金が発足して現在は釜石製鐵所となっています。
また、釜石市は、今回の災害で、死者・行方不明者1042人、被災家屋は約4700戸(市全体の3割)という甚大な被害を受け、現在は人口が3万人台まで減少しています。

釜石仮設住宅

釜石市仮設住宅


まず、クルマは中心市街地の入口にさしかかりました。新日鉄釜石(現在は釜石製鐵所)の社宅近くに仮設住宅が並んでいます。その隣には復興住宅も一部が完成して、新しい生活をはじめた人たちもいます。鎌田先生から「この仮設住宅は、上中島仮設住宅で、新日鉄のグラウンドを利用して設置されました。また、復興住宅は、新日鉄がスチールハウスとして建設し、釜石市が買取り提供しています」とのご説明を頂きました。
この復興住宅の周辺には公園もあり、そしてショッピングセンターやコンビニエンスストア、ガソリンスタンドなどの生活インフラも整っています。
釜石復興住宅

釜石市復興住宅


一歩一歩ですが、確実に復興が進んでいると感じました。市内の中心エリアでは、瓦礫や破壊された建物の撤去も終わっている印象を受けました。