愛媛で思う豪雨災害

今回の7月豪雨災害で、郷里の愛媛県も多くの被害が出ました。

この連休の中日、7月15日は、空き家になっている愛媛の実家に帰り、ご近所にご迷惑がかかっていないか確認に戻りました。

幸いに宇和島など南予エリアに比べて実家がある東予エリアは被害が軽微で助かりました。

玄関はもちろん全ての部屋の窓を全開にして確認して、風を通しました。

久しぶりの帰郷でしたので、松山から今治市へ廻り、しまなみ街道経由で尾道へ出て帰るルートを選択しました。

その理由は、愛媛県が誇る讃岐うどんを凌ぐ伊予にある讃岐うどんの名店「七里茶屋」によって、うどんを食したくなったためです。また、瀬戸内海沿いを松山から今治に抜けました。今治北インターチェンジのそばには、話題を呼んだ加計学園獣医学部がありました。その近くにある魚料理のお店「伊予水軍」で、地元の魚で新鮮な魚を頂戴いたしました。父や母が元気な頃に、「七里茶屋」も「伊予水軍」もしばしば訪ねた思い出のお店です。 両親の懐かしい思い出と共に食事をとりました。

さて、現在、戸建ての空き家が岡山市で8600棟、倉敷市で7700棟あると言われています。

こうした空き家が、今回のような激甚災害に見舞われた折に、誰が責任を持つべきか、もちろん所有者であることは間違いない無いのですが、別の意味で復興を進めるうえでの2次被害の可能性が心配されます。

一方で、家を失った方に、仮設住宅を準備したり、アパートの空き室を提供する施策があります。一方で、無傷で充分に利用可能な空き家を、使用を許可する際の権利関係など課題はありますが、しばらくの期間、提供するというスキームがあれば、それが最上の被災地支援活動になるかもと思うのは、わたくしだけでしょうか。

讃岐に負けない伊予の讃岐うどんを食しながら、そして、いつもと変わらぬ顔を平気で見せつける瀬戸内海を眺めながら、自然の力にはあらがえませんが、人の生きる力も捨てたもので無いと思うのであります。