人生セカンドステージ

年度が変わり2025年度が幕開け、人生いよいよセカンドステージです。

2025年4月1日、現役を引退して新たなスタートをきる初日、両親の位牌に手を合わせ、お線香をたいて、これからの時間は、健康に留意して、自分の興味が湧く活動をしながら、楽しく余生を過ごしたいと誓いました。この「三村聡研究室」ブログも2010年1月から書き始め、おかげをもちまして15年という長い歳月が過ぎました。われながら良く続いたものだと思いますが、これも、ひとえにNOUSさんの長きにわたる編集作業のご支援の賜物だと、改めて感謝いたします。

さて、そこで、これまで通り社会活動も続けますので「研究室」の名称は残しながらも、セカンドステージという事で、藤沢周平の時代小説『三屋清左衛門残日録』(みつやせいざえもんざんじつろく)から「残日録」の名称を拝借、これを加えて、「三村聡研究室残日録」にブログの名称を変更することに決めました。

とは申せ、年度末に引っ越し作業中に右足薬指にヒビがはいり、ちょっと歩行に不自由な暮らしです。そんな私を気遣ってくれ、4月3日、地域公共交通総合研究所のM専務理事が、自宅までお迎えに来てくれ、県北を訪ねることといたしました。


県北の桜は、まだ、つぼみの状態です。新庄村は、残雪があり、雪解け水が清流を勢いよく流れています。旧出雲街道の新庄宿場、がいせん桜通りの桜もこれからです。旭川の源流地点で清水をくみ取りました。本当に豊かな自然の中に人々の暮らしが息づいています。

蒜山のインターチェンジで高速に乗り、津山を目指しました。津山城の鶴山公園の桜は、五分咲きまで開花、見事な景観です。「津山桜まつり」がはじまっていて、平日ながら観光客で賑わっています。重要伝統的建造物群保存地区に選定されている城東伝建地区へ参り、古い旧家をリニューアルして見事な宿泊施設に生まれ変わらせた「美都津山庵」にご案内いただきました。かつて京都の町屋を再生して素晴らしい宿にリニューアルした一棟貸しの宿に宿泊した経験がありますが、まさに、その時のお部屋の光景が蘇りました。夜は、M専務理事宅にて、けっこうな夕食にお招きいただき、すっかりご馳走になってしまいました。お気遣いに感謝です。

さて、翌日の4月4日、カナダのバンクーバーから建築家のI氏が来岡され、ホテルグランビアで、コーヒータイムを楽しみながら意見交換をいたしました。また、お昼を瀬戸内の海鮮ランチを共にさせて頂きました。定年して時間ができましたので、いよいよ、カナダへ遊びに行かせて頂くことも視野に入れて、交流を深めることとさせて頂きました。

そして、4月5日、再び、地域公共交通総合研究所の研究員さんとパートナーさんが自宅まで迎えに来てくれ、岡山城、旭川沿いの桜並木の河川敷で花見にお誘いいただきました。大勢のお花見客で大賑わいでした。国会議員の先生はじめ、何人か、存じ上げているお顔を拝見出来ました。市民にとっては、年度初めの春を祝う、心うきうき踊る桜の会です。バーベキューの準備がされていて、高級な何種類ものお肉をご用意頂いていました。特に、私が足を痛めていますので、わざわざ、キャンプ用の大きなチェアを運び込んで頂き、VIP待遇のおもてなしを頂きました。重ね重ねのお気遣いに感謝です。