「岡山大学スーパーグローバル大学創成支援事業総括シンポジウム」が、3月15日、岡山大学創立50周年記念館を会場に開催されました。
文部科学省では、世界トップレベルの大学との交流・連携を実現、加速するための新たな取り組みや、人事・教務システムの改革、学生のグローバル対応力育成のための体制強化など、国際化を徹底して進める大学を重点支援するため、2014年から「スーパーグローバル大学創成支援事業」を実施してきました。同事業には世界レベルの教育研究を行う大学「タイプA(トップ型)」(13大学)と日本社会のグローバル化を牽引する大学「タイプB(グローバル化牽引型)」(24大学)の37大学が採択され、徹底した国際化と大学改革を進めてきたのです。そして岡山大学は、タイプBのグローバル化牽引型大学の実現を目指して、着実に歩みを進めて参りました。
文部科学省が提唱する目標は、例えば、国際化関連では、外国人及び外国の大学で学位を取得した専任教員等の増員、全学生に占める外国人留学生の割合の向上、日本人学生に占める単位取得を伴う留学経験者の増加、大学間協定に基づく派遣日本人学生の増加、外国語による授業科目を増やす、外国語のみで卒業できるコースの在籍者の増加、外国語力基準を満たす学生数を増やす、シラバスの英語化を進める、混住型学生宿舎に入居する日本人学生を増加、柔軟な学事暦の設定(全学でのクォーター制導入等)等が目標に掲げられています。そのすべての項目にチャレンジしながら、実践展開をして参りました。
岡山大学の特徴は、PRIME(PRactical Interactive Mode for Education)プログラムを本構想のコアとした国際社会連携教育体制の全学展開です。本構想により学生は3基幹力/3 powersを知識として持つだけではなく、3側面/3 facesの経験によりグローバルな現場で試す機会を持つことができ、現場で必要な、会話力、創造力、行動力、統率力、決断力を涵養し、実践の現場で適切な判断をくだすことができる能力(グローバル実践知)を身に付けることを目指して参りました。
また、学生と教職員は高度な能力を身に付けて世界に出かけ、また世界から優れた学生や教員及び研究者を岡山大学に迎え、岡山大学を世界に向けて創造的な知の成果、技の結実を発信する大学に進化させます。
こうして、早いもので10年がたち、今年度末が最終年度となりました。その歩みと成果報告を兼ねた、事業報告会でした。
小職は、地域総合研究センター長の立場から、グローバル化の潮流に沿いながら、社会連携の分野を担当して参りました。
これまでの万感の思いを込め〆としてシンポジウムに参加いたしました。
そしてポストSGUについても果敢にチャレンジして参る所存です。
それにしても愛車の寒暖計が20℃です。
朝は6℃でしたので、朝は暖房、昼は冷房という変則的な気候です。
体調の維持に苦労します。
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