多摩散歩


2023年も残りの時間がカウントダウンに入りました。
12月から1年の疲れが出たのか少々体調を崩していまいました。
幸いにインフルエンザや新型コロナに感染したわけではないのですが、のどが痛くて、ときおり咳が止まらなくなります。
とは申せ、会話をしなければ大丈夫のようなので、晦日は近所を散歩することで、ゆっくりとした時間を過ごすことにいたしました。
定番のコースである、立川の自宅から府中の大國魂神社へのコース、また、大晦日は、立川の自宅から国営昭和記念公園(休園でした)を廻って、残堀川から根川緑道、矢川緑地を散歩しました。途中で、金魚の水を取り替える際にカルキを抜く薬を金魚屋さんで買い求めました。また、自宅の修理・補修をするボンドをDIY店で買い求めました。こうして暮れの支度を整えました。
さて、大國魂神社は、「大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)を武蔵国の守り神としてお祀りした神社です。この大神は、出雲の大国主神と御同神で、大昔武蔵国を開かれて、人々に衣食住の道を教えられ、又医療法やまじないの術も授けられた神様で、俗に福神又は縁結び、厄除け・厄払いの神として著名な神様です(同社HP)」。このお社にある樹齢1000年といわれる大銀杏は見事です。木霊(こだま)とは樹木に宿る精霊をいいます。木に傷をつければ痛み、切倒せば死ぬとされ、さらに、供物を捧げれば人々に恩恵を与え、また無視すれば災害をもたらすと考えられてきました。また、アミニズムを語る際に、霊魂は、人間にのみ認められているのではなく、動物、植物、自然現象にも認められている、という考えがあります。
また、大祓人形(おおはらえひとがた)をさせて頂きました。大祓は、我々日本人の伝統的な考え方に基づくもので、常に清らかな気持ちで日々の生活にいそしむよう、自らの心身の穢れ、そのほか、災厄の原因となる諸々の罪・過ちを祓い清めることを目的としています。人形(ひとがた)に、自分の身体に心配がある箇所を書き込み、そこから病巣を払ってもらうという儀式として祈りを込めて奉じました。多摩川に流してくれるとの説明です。
自然環境が、産業革命以降、人間の営みの結果、大きなダメージを受ける時代となりました。こうした状況を改善すべく、自然環境を保全、保護する活動が活発になってきていますが、環境が毀損、劣化するスピードの方が、まだまだ大きいと言わざるを得ません。
こうした時代には、出雲が栄えた太古から人々が自然を信仰してきた心が大事になってきていると確信いたします。

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