SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)とは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。
SDGsについては、岡山大学も全学を挙げて取り組みをスタートさせており、国から国立大学では唯一SDGsアワードを受賞しています。
自治体においては、早くから、岡山市、倉敷市、真庭市が取り組みを始め、6月15日、真庭市が、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた優れた取組を行う都市として全国29都市の「SDGs未来都市」に、また、その取組自体も先導的なものとして全国10事業の「自治体SDGsモデル事業」に選定され、岡山市も全国29都市の「SDGs未来都市」に選ばれました(ダブル受賞は全国で岡山県だけ)。岡山大学では、地域総合研究センターが窓口となり、真庭市の国への提案書作成のサポートをさせて頂き、国に対して連携を明示しています。
7月5日、朝のNHKニュースで真庭市が選定された喜びと決意が紹介されました。
また、先行して倉敷水島のみずしま財団が、倉敷市、岡山大学の連携により環境省のSDGs予算に採択されています。
こうしたなか、7月11日は、岡山経済同友会主催のSDGsシンポジウムが開催され、その会場で、中国学園大学前学長の松畑先生から、「SDGsの目標には歴史や文化、スポーツの記載が乏しいが大丈夫ですか」との質問を頂だいいたしました。7月30日のシンポジウムで明らかにして参ります。
また、歴史・文化を論じない「持続可能な社会」はありえないと思っています。