小田川合流点付替え事業等竣工記念式典
復興事業の総仕上げ『小田川合流点付替え事業等竣工記念式典」(真備緊急治水対策プロジェクト完成)に来賓として参加させて頂きました。
この工事は、2018(平成30年)年7月の西日本豪雨では、高梁川が増水して小田川から水が流れ込まなくなる「バックウオーター現象」が起こり、小田川や支流が決壊、氾濫につながったことを防ぐために進められてきた小田川と高梁川の合流点の付け替え工事です。2019年6月に始まった工事は、約5年の歳月と約474億円の総事業費をかけ、旧合流点近くにあった柳井原貯水池を活用して小田川のバイパスを整備するなど合流点を約4.6キロ下流に移し、大雨でも水が流れやすいようにしたのです。その完了を祝して、3月23日、マービーふれあいセンターにおいて記念式典が開かれました。その前に、付替え工事が完成した地点へ参りました。見事に小田川バイパスの護岸工事が完成していました。この治水事業により、明知山から川岸へ移築された「水別水天宮」にお参りさせて頂き、二度とこのような災害が起こらぬように祈願いたしました。そして、腹ごしらえは、もう何回通ったでしょうか、被災時から再建までくろうされ、そして今では繁盛店になった、うどん屋さん「SARUYA」にて、全部入りのスペシャル大猿うどんを頂きました。ご主人ともすっかり顔なじみになっています。
さて、式典のオープニングは、吉備真備太鼓の生演奏でした。勇壮なリズムに復興の喜びを実感することができました。続いて、豪雨の犠牲者に黙とうをささげ、挨拶は、小鑓隆史国土交通政務官、伊原木隆太知事、伊東香織市長と続きました。〆に、くす玉を割って事業の完了を祝いました。「真備地区まちづくり推進協議会連絡会」の皆様方と喜びを分かち合いました。こうして、高梁川流域の暮らしに大きな安心安全を得ることができました。
これを機会に更なる防災・減災対策や実践活動が進むことを祈念いたしました。
そして、個人的には、この式典にて「倉敷市真備地区復興計画推進委員会」委員長の職をつつがなく終えることができたことを嬉しく思いました。
発災直後から、倉敷市真備地区復興計画策定委員会の委員長を拝命、計画策定後は、続けて推進委員会の委員長を継続してつとめて参りました。
小職の生涯の仕事で、微力ではありましたが、最も地域の皆様方のお役に立つことができた活動であると感慨深く思料しています。
地域の皆様に、また、国県市や工事関係者の皆様に感謝申し上げます。