GWを控えて、しばらく岡山を離れて東京へ帰る準備に入りました。
冷蔵庫の中を空ける準備と最近の頂き物を楽しむ時間をつくりました。
神話の国から島根出雲が誇る日本最古と称される『十六島海苔(とうっぷるいのり:普通は読めません)』を頂いているのを思い出しました。
海苔は少し炙り、冷たく絞めた出雲蕎麦と共に頂きました。
素晴らしいコクと風味、そして海苔にもコシがありました。
さて、5月1日、東京拙宅では、玄関のクレマチスとジャスミンが盛りです。
夕飯には、高校にあがった二番目の孫が、高校の裏山から掘ってきたという、大振りのタケノコで、筍の煮つけと炊き込みご飯が用意されていました。
庭の山椒を添えて皐月の風と共に楽しみました。
そして、ずいぶん長く使ったスマホを、この度の退職を機に最新機種に変えました。
高3の一番上の孫が、お勧めの機種をチョイスして、ネットで購入しました。
データの移行も孫が全てやってくれました。
そして、遅ればせながら、孫に新たな機能を教わりました。
ジイジ撮影の東京駅に孫がAI機能を使いライオンを登場させてくれました。
こうしたフェイク的な写真は既に日常化ながら、ちょっと怖い時代だと感じるジイジは、時代遅れの、じいさんなのでしょうね。
ところで、外食の際にお気に入りのお店が二か所あります。
まず、国立市JR谷保駅前近くの「丸信」です。
ワンタン麺、餃子、焼き飯の三点セットを頂くのが定番、何にもまさる至福のときです。
直ぐ傍には、高倉健や渡辺謙が主役をつとめた、映画「居酒屋兆治」の舞台になった焼き鳥屋さんがあります(元の場所からは少し移転して店主も変わっています)。
二軒目が、ランチや珈琲タイムも良いのですが、夕飯は、JR国立駅前にある、昭和28年開業の老舗「ロージナ茶房」(意味は祖国)でゆっくり時間をかけて楽しみます。
かつては石原慎太郎氏や坂本龍一さんが愛したお店として有名です。
学生時代から仕送りやアルバイト代が入ると、長居をさせて頂きました。
今回は、特製ザイカレーと昔懐かしスパゲティを頂きました。
そして、拙宅では、健康にも考慮して、もっぱら散歩を楽しみにしています。
立川市、国立市、府中市などがメインの散歩エリアです。
その日の時間と体調でコースを変えています。
5月は、まち角のあちらこちらに、様々な花が咲く、美しい季節です。
そして、端午の節句の風物詩のひとつが銭湯に浮かべる菖蒲湯です。
5月4日、湯船いっぱいの菖蒲が浮かぶ、国立旭通の端にある「鳩の湯」で、ゆるりと浸かり元気を頂きました。
5日が、こどもの日であり、子供の健康を願う多くの親子連れで賑わっていました。
めっきり数が減ってきた銭湯ですが、大切にしてゆきたい私たち庶民の楽しみですね。
ジイジは風呂あがりに一献です。
さて、5月7日、GWが終わり、まちは静かに落ち着きを取り戻したのではないかと思料、加えての清々しい風に誘われ、お昼は調布深大寺の「深水庵」にて、名物の手打ち蕎麦を頂くことにしました。
ところが、数件ある蕎麦屋さんは、どこも繁盛していて、待つこと30分以上となりました。とは申せ、急ぐ予定が何もないため、残日録に収めるべく、古い店内を眺めながら、ゆるり時間をかけて楽しむことができました。
蕎麦湯まで味わい、いよいよ深大寺に詣でました。
50年振りの秘仏大開帳で境内は多くの人出で賑わっていました。
このお寺は、境内が誠に綺麗に掃除がされて清められ、整然とした趣で出迎えてくれます。手水には、隣接する神代植物園から運ばれた薔薇の花が浮かべられていました。
とてもお洒落で粋な感じがいたしました。
手を清めてからお参りを済ませて、神代植物園に参りましたら、祭日の翌日は休園であり、残念ながら見物が出来ませんでした。
仕方なく、歩道を抜けて公園に出まして、そこで一息入れました。
帰りは武蔵境駅まで歩きました。