本学の高橋香代理事・副学長の進行ではじまった会は、まず、岡山経済同友会筆頭代表幹事の山陽新聞社松田正己社長からご挨拶とSDGs推進に向けた心意気が述べられ、経済界に続き、全国29都市が選定された「SDGs未来都市」に岡山市と真庭市が入ったことを受けて、両市から話題提供がされました。
また、本学の高橋香代理事・副学長と狩野光伸副理事から岡山大学の考えるSDGsへの取組み姿勢と考え方について報告させて頂きました。
秋の設置をめざします。
さて、東京オリンピックまで2年となりました。
7月30日は、「SDGsで拓く!スポーツによる地方創生-東京五輪を活かしたまちづくりとイノベーションの創出-」と題して、スポーツをテーマにしたSDGsシンポジウムが岡山大学創立五十周年記念館を会場にして開催されました。250名を超える皆さんが参加されました。このシンポジウムは、岡山大学が「スポーツ庁 平成30年度スポーツ産業の成長促進事業『スタジアム・アリーナ改革推進事業(先進事例形成支援)』」に応募し、採択されたことを受けて、「スポーツによる地方創生」をテーマに、代表者らによる講演・パネルディスカッションを行い、SDGsを基本理念としたスポーツによる持続可能なまちづくりを討論したもので、主催は、おかやま地域発展協議体おかやまスポーツプロモーション研究会、岡山シーガルズの活躍に向けた民間活力活用推進協議会、おかやまスポーツプロモーション機構です。そして後援は、岡山県経済団体連絡協議会、岡山県商工会議所連合会、岡山県経営者協会、(一社)岡山経済同友会、岡山県中小企業団体中央会、岡山県商工会連合会、(公財)岡山県産業振興財団、西日本旅客鉄道(株)、(公社)おかやま観光コンベンション協会、 (一社)日本スポーツツーリズム推進機構、岡山県、岡山市、岡山大学、(株)中国銀行、岡山県医師会、山陽新聞社、山陽放送(株)、岡山放送(株)、テレビせとうち(株)とオールおかやまがそろい踏みしての開催です。
総合司会は、岡山商工会議所理事・事務局長の鶴岡良孝(シーガルズ協議会事務局長)がつとめました。 オープニングでは、「SDGsが導くイノベーション・シティとしての国際学都おかやま」と題して岡山大学の槇野博史学長が世界を見据えたグローバルな観点から地方創生をめざす必要性を説きました。また、基調講演Ⅰでは「まちづくりへの多様な市民参加が市民を育てる」と題して、おかやまスポーツプロモーション研究会の梶谷俊介代表、基調講演Ⅱとして「スポーツで拓くSDGsを踏まえた地方創生の道筋」と題して岡山シーガルズの顧問 を務める小職が、それぞれの持論を展開しました。
休憩をはさみ、パネルディスカッションでは、「徹底討論!スポーツによる持続可能なまちづくり」と題して、パネリストに公益財団法人岡山県体育協会の越宗孝昌会長、スポーツ庁から仙台光仁参事官、岡山市の大森雅夫市長、岡山大学から高橋香代理事・副学長、そして岡山シーガルズの河本昭義監督が登壇、コーディネーターを岡山大学大学院教育学研究科の高岡敦史講師が担当、絶妙な進行ぶりで会場を大いに沸かせました。小職は専門の経済学を起点に地方創生の観点から「地域経済の活性化のためには、貨幣の流通速度(回転率)を上げる必要性があり、そのためにはスポーツをエンジンとした地域へ人を呼び寄せる力を活かして、民の力を最大限に活用しながら産官学が連携して、観光に結び付くよう人や企業の誘致推進やスポーツ、健康、医療・ケアをキーワードにした新たな産業イノベーションの創出をめざす必要性がある」との持論を展開させて頂きました。
夜は、関係者が集まり反省会を開催、総括と次に向けた取組について意見交換をいたしました。