阪神・淡路大震災から23年

23年前の1月17日、発災の日は、朝から業務で東京豊島区の巣鴨信用金庫本部におりました。NHKニュースで神戸の街が燃える光景に言葉を失いました。

宝塚に住む大阪支社の女子職員と長い時間連絡が取れず心配されました。また、時間が経過するにしたがい仕事で親しくさせて頂いた方の訃報が複数届きました。

早稲田大学ワンゲルの経験を持つ同期入社のI君が登山用のザックに日持ちのする食品やバナナ、りんごなどを詰め込み現地へ入りました。

当時の三菱銀行三宮支店が倒壊するなど、被害の大きさが次々と報告されました。

日銀はじめ民間金融機関の災害時の緊急対応、その後、バンキングシステムのバックアップシステムの必要性などについて取材を担当いたしました。

東日本大震災はもとより熊本や鳥取の地震など、災害の記憶の風化が心配です。

また、岡山県民は活断層が少ないためか防災意識が希薄です。

また、岡山市は防災本部となる市役所の老朽化などへの可及的速やかな対応が大きな課題となっています。
阪神・淡路大震災の記憶を受け継ぐ追悼と希望の灯りに「伝」の文字が加えられています。

その願いを大切に心に刻みたいと思います。

黙祷