その彼女が、地元で「自分を生きる」というテーマで講演をされるというお誘いを頂き、なぜ突然市役所を辞したのか、その理由が聴けるかもという興味本位の気持ちも半分あり、1月14日、井原へ参りました。
彼女が井原市役所へ勤務した理由や経験談が赤裸々に語られ、退職の理由もキチンと説明されました。そして新たに目指す人生のステージへの強い意志。
参加者には中学生や高校生が大勢いました。わたくしも学生に職業としての公務員について話すことはありますが、あくまで一般論です。今の子供たちは、大人の「本音しか聴かない、心に聴こえない」と、誰かに教えられましたが、参加した中学生や高校生にとって『未来へのトビラ』を開く、強いインパクトを与える内容(スイッチが入る瞬間としての気づき)であったと感じました。
最前列に陣取っていたお母様たちは、ご自身をダブらせてか、何度も何度もうなずいて折られました。会場そばの井原駅前では第3セクターで運営される井原鉄道利用による地域活性化を狙いとした「井原線DE得得市」が開催され、若者たちがエネルギッシュに踊っています。