令和五年度高梁川流域連携中枢都市圏構想ビジョン懇談会
今年も高梁川流域連携中枢都市圏構想ビジョン懇談会が、1月25日、倉敷市10階大会議室を会場に開催されました。連携中枢都市圏構想とは、人口減少・少子高齢社会にあっても、地域を活性化し経済を持続可能なものとし、国民が安心して快適な暮らしを営んでいけるようにするため、地方圏において、相当の規模と中核性を備える圏域の中心都市が 近隣市町村と連携して、人口減少に対する、いわば 「地方が踏みとどまるための拠点」を形成することを目的として、圏域全体の経済成長のけん引産学金官民一体となった経済戦略の策定、産業クラスターの形成、地域資源を活用した地域経済の裾野拡大、戦略的な観光施策などを目指す地方創生の活動です。
そこでは、高次の都市機能の集積・強化として、高度な医療サービスの提供,高度な中心拠点の整備・広域的公共交通網の構築、さらに高等教育・研究開発の環境整備、圏域全体の生活関連機能サービスの向上として、生活機能の強化に係る政策分野、結びつきやネットワークの強化に係る政策分野、圏域マネジメント能力の強化に係る政策分野などをテーマに、地域特性を活かしながら様々な政策を立案、実施展開してきました。
本事業は、 高梁川流域7市3町(新見市・高梁市・総社市・早島町・矢掛町・井原市・浅口市・里庄町・笠岡市・倉敷市)の経済成長や文化発信を目指していく事業を応募し、平成26年6月27日に総務省より採択され、同8月18日には,各市町の首長で構成する「高梁川流域自治体連携推進協議会」を設立し,今後の連携事業等に関する意見交換を行っています。そして、新たな広域連携の先行的モデルとなる連携協約の締結等に向け、圏域の自治体や関係機関との協議を進める組織体として、高梁川流域7市3町の産官学金医に加えて交通やNPOなどの代表が倉敷市に一堂に会し、現在は、SDGs発想に基づく地域の創生に向けた実践活動報告と来年度に向けた活動方針を議論しています。
議論が白熱、伊東香織倉敷市長と二人三脚で進行役(座長)を担当させて頂きました。
予定時間を大幅に超えた、本音を語り合う充実した会となりました。