2018 年度より開始している旧美作国10 自治体及び津山商工会議所と岡山大学との包括連携協定に基づき、「地方創生」と「人材育成」の2点を目的として、その達成を目指す「津山スクール」事業の一つであり、県北美作エリアの中・高校生を岡山大学に招くプログラムです。7月22日(土)、朝から夕方まで一日をかけて、岡山大学の教育学部と農学部を中心にワークショップや大学の研究・教育内容等を紹介する「美作国DAY in 岡山大学」を開催しました。ローカルエンゲージメント担当の副学長として、初仕事であり、冒頭の開講挨拶と結びの挨拶を担当させて頂きました。
さて、この催事は、岡山大学受験を前提とするオープンキャンパスや学校訪問と異なり、県北の中・高校生に「大学」という場や、そこで自分が得られる可能性について感じてもらうことに主眼を置いた内容としています。そのため、教育学部提供のプログラムでは、教員によるリードはありますが、現役学生による活動紹介や質疑応答、交流の時間を設けて、和気あいあいとした時間を持ちました。
また、学生によるSDGs活動の紹介や、学生たちが実際に大学生協と開発した「SDGs弁当」が、ランチタイムにふるまわれました。高校生たちの評価は上々でした。さらにランチタイムを利用して、高校生たちと意見交換、歓談の楽しい時間を過ごさせて頂きました。
午後は会場を農学部に移して、ワークショップの体験学習のコースと、イネの研究と実際の農学部が管理する実験農園の見学コースの二組に分かれて学びの時間を体験してもらいました。猛暑の中でしたが、参加した皆さんは、興味深く案内役の教員や大学院生の説明に、歓声が上がりました。
これからの持続可能な地域づくりに必要な知見やスキルを備えた地域人材育成を目指しています。また、大学で学ぶ意義や雰囲気に触れ、何かを感じ、参加者の皆さんの明日への一歩になることを願っています。
こうして、猛暑の中ではありましたが、県北の高校生に 岡山大学と地域のつながりを紹介しながら 大学教育と研究 大学生活の魅力とSDGs活動について学生が中心にお伝えすることができたことは、大いなる喜びでした。
当日、フル参加頂いた津山商工会議所のご担当者と振り返りを行ない、更なる創意工夫をする流れを確認しました。
ご協力いただきました教育学部、農学部の関係の先生方々に感謝申し上げると共に、社会連携課の皆様、本当に準備から運営までお疲れさまでした。