東大阪市訪問② MOBIO

東大阪市役所に隣接したクリエイション・コア東大阪内の施設に、国内最大級200ブースを有する中小企業の技術・製品の常設展示場であるMOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)があります。ここには地域資源であるモノづくり企業集積が、余すところなく常時紹介されていて、ビジネスマッチングのための商談会や販路開拓などの経営・技術関連セミナー、さらに、産学連携相談、知的財産活用などの活動が盛んに実施されています。
ここMOBIO(モビオ)は、HPから引用すると「大阪府と(公財)大阪産業局が連携して運営する「府内ものづくり中小企業の総合支援拠点」であり、大阪が誇るものづくり企業の優れた技術や製品、サンプル、パネル等を展示しています。

◎日本最大級の常設展示場です。
◎企業の最新情報が得られる場です。
◎社内研修、企業グループやバイヤー様、産業支援機関の勉強会にもご活用いただけます。


大阪の特徴はフルセット型の集積。航空・宇宙関連、繊維・衣料、ロボット・産業機械、ナノテクノロジー、環境、IT / ソフトウェア、バイオ・医療、化学品、建築材料、自動車・パーツなどあらゆる分野の企業が集積しています。そんな中から御社の『探したい!』を一緒にお探しします。英語での対応も可能です。パンフレットは、日・英・中・韓 ご用意しておりますのでぜひお越しください。
」と紹介されています。

現地では、公益財団法人大阪産業局MOBIO事業部の兒玉(こだま)史郎コーディネーターにご案内いただきました。東大阪市の企業を中心として、各企業の特徴を的確にご紹介いただきました。また、東大阪で、一躍有名になったロケット「まいど1号」は、いまもレーザー反射体搭載により、地球からのレーザー照射により周回活動の姿を観測し続けています。このご説明も興味深くお聞かせいただきました。この話題は、東大阪の中小企業の技術力の高さを世界に発信、日本が裾野の広い中小企業で成り立っていて、その全国の中小企業で働く人たちに勇気をもたらしました。誠に多くのことを学べました。

次に、高校ラグビーの聖地である花園ラグビー場の最寄駅の近鉄東花園駅~花園ラグビー場前駅へご案内いただきました。
今回の事業で北勢工業㈱により製品化された街の中でよくみかける樹木を支えるベルト「街路樹支柱」METAL TREE SUPPORTを開発製品の導入事例として見学いたしました。シンプルなデザインで機能美にあふれた「街路樹支柱」は、駅前の景観に溶け込んでいました。そして、駅から徒歩圏にある東大阪市が運営する「花園ラグビー場」へ見学に参り場内をご案内頂きました。25,000人収容の堂々たるラグビー場は、東大阪市民のシンボル的な存在であり、同時に、関係人口の創出を含めた市外からの集客の一大拠点です。

東大阪市花園ラグビー場(東大阪市HP)
「1929年に開場した花園ラグビー場。90年近く、日本ラグビーの歴史とともに歩んできました。この数々の歴史が刻まれたスタジアムが、2018年、最新の設備とともに生まれ変わりました。そして2019年。ラグビーワールドカップ2019™。花園ラグビー場は、日本ラグビーの新たな時代への起点となる大会の会場となりました。選手のことを一番に考えて育てられた芝生。日本のラグビーの歴史を感じるミュージアム。大型映像装置やナイター照明など、様々な観戦スタイルに対応するスタジアム。すべてが花園での一日を特別なものにしてくれます。すべて
がラグビーのために。すべてがラグビーを愛する人々のために。“聖地”花園ラグビー場はこれからもラグビーとともに、この地で歩み続けます。」

スポーツは、観戦する人、スポーツをする人、そして応援する人、様々です。その主要な拠点としては、スタジアムとアリーナが活動拠点となります。
スポーツにもいろいろな種目がありますが、そのなかでラグビーは伝統ある団体競技です。歴史と伝統を守りながらも新しいスタジアムの経営を目指そうとしている東大阪市の担当者のお話に、真剣勝負の自治体職員の覚悟を垣間見させて頂きました。