11月27日(日)は、早朝に起床して、7時からボルドーの市場へ出かけました。
食の都であるフランス、しかもワインの名産地であるボルドーの朝市は、新鮮な野菜、果物、チーズ、魚貝、肉、花卉など、どれも美しく並べられて、朝から大勢の市民で賑わっています。特に寒くなってきましたので、岡山もそうですが、牡蠣のシーズンです。粒の出来栄えによって値段が細かく分かれて売られていました。 朝食を頂くコーナーもあって、岩淵先生のお勧めにより、朝からですがお肉料理を頂きました。フランスに入ってから移動の歩数が思っていたよりもはるかに伸びています。1万歩から2万歩も歩いた日もあり、エネルギー消費に見合ったカロリーで力をつけようとの判断です。 ポテトフライも揚げたてで、なめらかな肉質の赤身の牛肉の「アントルコート」を網焼きにしたステーキで、エシャロットと赤ワインのソースがかけられたボルドー料理でした。付け合わせの独特なソースと肉にかかったエシャロットを炒めたソースが絶妙でした。庶民のフレンチの代表料理だと聞いて納得しました。朝から大満足です。また、市場の中にもピアノが置いてあり、エスプレッソを注文して、岩淵先生が2曲ほど披露いたしました。周りの客から拍手をもらい、次に女性が弾き始めました。朝から陽気なフランスの皆さんでした。 市場を後にして、その奥に広がる蚤の市に案内頂きました。フランス一の規模らしく、多くの露店が並んでいました。これは表現できないほどの種類であり、骨董から怪しげなガラクタまで、いつまで見ていても飽きないマーケットです。日本でもあちらこちらで骨董市が開催されていますが、日本の骨董市は、古い陶器や書画や日用品をはじめとして、ある程度の出品範囲が暗黙に決まっているような気がしますが、ここフランスボルドーの蚤の市は、本当に世界の逸品らしき古いものから、最近のガラクタまで、何でもあり、という表現がぴったりでした。時間があれば、しばらく眺めていても飽きない印象ですが、駆け足で通り過ぎました。