内閣官房まち・ひと・しごと創生本部主催「地方創生人材支援制度」講演会が、10月29日、玉野市産業振興ビルを会場に開催されました。
人口10万人以下の都市(当初は5万人以下の都市)へ、地域の創生を支援すべく派遣されている、シティマネージャーが北海道から熊本まで全国から一堂に会し、熱い議論を繰り広げました。これまでは霞ヶ関での非公開での開催でしたが、今回の玉野市開催は、初の地方での公開による開催となりました。
この制度で、小職は岡山県井原市へ地域創生戦略顧問として平成27年4月1日から平成29年3月末日で2年間派遣されました。そこでは人口ビジョンと総合戦略を策定、平成28年度からは、本格的な実施ステージに入りました。また、その後は第7次総合計画の策定アドバイザーを担当、また現在は、井原市職員の研修講師や「高梁川流域連携中枢都市圏ビジョン懇談会」(倉敷市を中核都市とした井原市を含む7市3町で構成)の座長を引き続きお手伝いしています。
今回のセミナーでは、こうした活動の成果を報告させて頂きました。また、現在、岡山大学が全学体制で進めるSDGsへの取り組みについても報告させて頂きました。
その後、新庄村はじめ3組のシティマネージャーから、現在の活動状況についての報告があり、続いてご当地での取り組みとして、文部科学省から赴任している石川雅史教育長から玉野市が企業と協働して企業版ふるさと納税制度を活用した市立高等学校への機械科の新設や若者、高齢者、障害者、移住者等の全ての市民が生涯活躍できるまちを目指す「たまの版CCRsea」の推進など地方創生の取組が紹介されました。また、それを支えた地元企業の三井E&Sホールディングス(旧三井造船)の責任者から企業と地域社会が共生する創生活動について報告がなされました。
黒田晋(くろだ すすむ)市長も開会から夜の懇親会までご一緒され、大いに会は盛り上がりました。また、内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局の皆様方も準備から報告、交流会、懇親会まで、お付き合いいただき、国の方針説明や個別具体的なアドバイスをしてくださいました。
多くの皆様方と情報交換をさせていただきました。
今回の機会をコーディネート頂いた、石川雅史教育長に心から深く感謝申し上げます。