5月17日、瀬戸内市美術館で開催中の佐竹徳展&山口敏郎展に出かけました。
佐竹徳氏は美術館のある瀬戸内市牛窓の牛窓オリーブ園をアトリエにして、瀬戸内の眺望を描き続けた作家として地元ではたいへんに有名な画家です。一方の山口敏郎氏は、瀬戸内市邑久町出身の画家で、23歳のときにスペインへ渡り、以来、ヨーロッパを拠点に国際的な芸術活動を行っている作家です。彼の色使いも、日本の地中海といわれる牛窓の海が深層にあるのでしょうか、鮮やかな色使いが特徴で、また、幾年もかけて1枚の絵に絵の具を重ね塗りするという技法が特徴だそうです。躍動感と重厚さにあふれる作風に見入りました。
また、瀬戸内市立美術館では、この展示を楽しむためにHPを開設しています。
「なるほど、言われてみれば」との感想です。こうした情報を提供していただくと、作家の意図が直接わかるので、私のような素人にはありがたく感じます。
なお、この山口敏郎展は、フラッシュは禁止ながら撮影可能の表示がありましたので掲載させていただきます。
最後の展示である「発光」は、薮田翔一による音源提供とあるとおり、暗闇から聴こえてくる深い地底を思わせる音が響き、暗幕をくぐると輝く作品が表れる演出です。実際の迫力は到底表せませんが、動画で紹介します。山口敏郎さんのファンになりました。
7月には学生を連れて、ここ瀬戸内市立美術館を訪問して、アートで考える瀬戸内市の魅力について会議室をお借りしてご指導をいただく予定です。
ほっと一息、贅沢な時間をすごすことができました。
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