両備ホールディングス小嶋光信会長を訪問

ニタマ駅長

わが国の公共交通事業者を代表する一人者である小嶋光信会長を両備ホールディングス本社にお訪ねし、多くの教えを請いました。
路面電車やバス交通をはじめとする公共交通システムを維持・発展することは、いまの少子高齢化や人口減少に転じた日本の地方都市では大変な課題となっています。こうしたなかで和歌山電鐵の再建をはじめ市民の交通権を守るために数多くの公共交通システムの立ち上げ、維持・再生に尽力されてきた小嶋会長のお話は、経営者と研究者の両面に裏付けられた説得力ある内容であり、明るく苦労話を披露されるそのお人柄に深い感銘を受けました。とくに都市・交通計画の策定を自ら企画され、行政との交渉、収支計画から人材育成、導入車両のデザイン、タマなる猫を駅長(常務執行役員)に任命するなどユニークな企画までも総合的な知見から立案・実行されるという見識と行動力の高さに圧倒されました(伊太祈曽駅の”ニタマ駅長”写真をHPから掲載させていただきます)。
また、お話の内容は、経営者の眼から見据えた日本の将来のあるべき方向性、そのなかでの岡山の位置づけ、古代から池田藩政時代、明治維新を経て受け継がれる岡山県人気質と備前・備中・備後の地域性、さらには夢二郷土美術館の運営責任者として竹久夢二への思いなど豊富な話題を提供して頂きました。とりわけ、小嶋会長は長きにわたり岡山大学の発展を高い視座から指導されてこられた方であり、岡山大学の地域社会におけるあるべき姿、そして直面する課題について歴代の学長や学内の教員との関わり、そして岡山県や岡山市、経済界との関係を踏まえながら、その熱い思いを数々のエピソードを交えながら、軽妙な語り口で御指導くださいました。そのお気づかいに感謝です。
別れ際に「岡山の発展のために頑張ってくださいね。応援しますよ」と握手を頂き、また、小嶋会長が研究・提言された公共交通に関する多くの論文や貴重な資料、そしてアメニティグッズを頂戴しました。
微力ながら、地域の発展のために汗をかかせていただくことをお約束申しあげました。
岡山大学へ赴任して様々な方とお会いする機会を得るなかで、最も心に残る一日となりました。


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