岡山大学へ赴任して3カ月経過(年の瀬に真面目な講演・活動記録)

岡山での生活があっという間に過ぎてゆきます。出来る限り毎週、愛媛の実家へ両親の生活支援のために帰っています。そんな暮らしに少し慣れてきました。
今年を結ぶブログとして、赴任してからの講演活動を振り返ります。
【1】民主党ITS議連で講演
10月28日(金)、野田政権の誕生によるメンバー構成の変更を受け、民主党のITS(Intelligent Transport Systems)議員連盟総会にお招き頂き話題提供をさせて頂きました。衆議院第1議員会館へ出向き、事務局長の大西健介衆議院議員の事務所を訪ね打ち合わせをしました。そして会場である第5会議室へ案内頂きました。
民主党直嶋副代表
 ▲ 左が民主党直嶋副代表
11:00定刻に開始、次第は、役員の改選、直嶋正行議連会長(民主党副代表・両院議員総会会長)あいさつ、ITS Japan 渡邊浩之会長(トヨタ自動車技監)によるITS世界会議の報告、そして小職による講演「高齢社会の移動とITSの活用について」と意見交換、最後に高木義明議連副会長(選挙対策委員長・前文部科学大臣)による閉会挨拶でした。
渡邊会長講話
 ▲ 渡邊会長による講話
高齢社会を迎えたわが国の移動確保に向けた課題と取り組み、そして海外比較、さらに被災地の復旧・復興に向けたまちづくりの具体的プランについて、これまでの海外調査や豊田市での活動などの経験を踏まえてお話させて頂きました。結びに、今こそ被災地の復興に向けて国の迷わぬスピード感ある政策実施に期待する旨をお伝えしました。渡邊会長とは、去年のクリスマス(2011年1月17日公開の「暮れから年明けにかけて」に掲載)以来の再会をさせて頂きました。いつもながらのダンディさに敬服です。
左から2人目高木副会長
 ▲ 左から2人目が高木副会長
新築されてはじめて訪れた議員会館でしたが、旧職時代に通った前の建物とうって変わり、シンプルなデザインのなかにもモダンな印象を受けました。食堂で定食を注文、職場への土産に野田総理にちなんだ「どじょうクッキー」を買い求めました。
支持政党はありませんが、ともかく日本の将来のために先生方に頑張って頂きたいと思いました。

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【2】社団法人岡山県国際経済交流協会 21おかやま産業人クラブで講演
11月8日(火)、「21おかやま産業人クラブ」で講演をさせて頂きました。この会は、「岡山県が直面している産業の高度化、流通、観光などの経済の広域化、さらには国際化、高度情報化、少子高齢化など多くの諸課題について、産業人としての立場から自由に語り、勉強し、その成果を提言しながら県産業の振興に寄与すること」を目的とする集まりで、岡山の経済界を担うそうそうたる皆さんが参加されました。
会長の日本オリーブ株式会社の服部恭一郎社長のご挨拶ではじまり、小職から現在の日本経済が置かれている情況について、グローバルスタンダードの影響を企業がどのように受けてきたのか、また、企業経営のビヘイビアがどのように変化してきたのかについて持論を述べさせて頂き、後段は、先の民主党議連で行った講演内容をご紹介しました。
会の後の交流会で、多くの地元企業のトップの方にご挨拶をさせて頂くことができました。機会を与えて頂いた服部会長に感謝です。

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【3】JICA「エジプト・アラブ共和国」開発計画セミナーで講義
12月5日(月)、JICA(独立行政法人国際協力機構)が主催するエジプト・アラブ共和国開発計画セミナーで、エジプトから来日された政府関係者の皆様に講義をさせて頂きました。テーマは「地方大学と地域産業・行政の連携」、会場は岡山大学文法経2号館5F経済学部会議室です。
エジプト訪問団1
 ▲ エジプト訪問団
2011年2月における政変後,エジプトにおける民主的体制移行に向けた諸改革への取り組みを続けているエジプト・アラブ共和国ですが、外務省によれば「11月18日にもカイロ中心部タハリール広場において、現在の国軍統治等を批判する数万人規摸のデモが発生し、デモの一部が19日から22日にかけて、同広場及び内務省ビル付近にとどまり、同デモ隊と治安部隊との衝突が断続的に発生。一連の衝突で、23日までに35人が死亡」と伝えています。こうしたなか、新しい国づくりを目指すエジプトから来日された皆さんは、真剣そのもので、大学と地域の関係性についての質問はもとより、国と地方の予算配分の仕組みや行政機構と国立大学との連関性など、10回を軽く超える質問を頂きました。少しでも国家再生の参考にして頂けるよう、小職も出来得る限り真摯にお答えをするようつとめました。
エジプト訪問団2
また、日本も東日本大震災という未曾有の天災と原発被害に見舞われ、国民全員が復興に向けての活動や祈りを続けている点、世界中から支援を受けている点、そして被災地から離れた岡山大学も被災地の岩手大学と共同で瓦礫の処理・バイオマス活用を推進し、さらに学生サークルもネットワークの輪を広げながらボランティア活動を展開していることを伝えました。
訪問団の皆さんの熱意がひしひしと伝わり、自分たちも真剣に地域のお役に立てるように頑張らねばならないと、逆に多くの事を教えて頂いた気がします。
午後の訪問先である岡山経済研究所へ向かわれる訪問団の皆さんを、バスが見えなくなるまで、手を振って見送りました。
世界の文明を開いた国家であるエジプトの一日も早い安定をお祈りします。

【4】岡山県マルチメディア・フォーラム研究会(第70回)で講演
12月21日(水)、岡山全日空ホテル19F「宇(そら)の間」で開催された、岡山県マルチメディア・フォーラム研究会(第70回)に講師としてお招き頂きました。同会の松田久会長(両備ホールディングス代表取締役社長)のご挨拶ではじまりました。冒頭、松田会長から岡山大学地域総合研究センターの設立趣旨と活動目的について、参加者の皆さんにご紹介を頂きました。この過分なお気づかいに、まず感謝です。テーマは「高齢社会における移動交通とITS」で、先の民主党議連における講演をベースに進めさせて頂きました。
マルチメディアフォーラム
 ▲ マルチメディアフォーラム会場
ただ、今回は、日本の地場産業のおかれた情況と円高問題、EUの通貨危機、わが国の個人金融資産についてなど、マクロ経済の視点も踏まえた高齢社会対応と高齢者の移動権確保に向けた施策について論じさせて頂きました。また、ネットワーク社会の活用に関しても公的データベースと民間データベースを融合させた新たなシステム構築の必要性に関しても言及させて頂きました。残りの時間を利用して、モータージャーナリストの清水和夫さんが現地出演した、フランスナント市の映像をお見せして、総合的な都市・交通政策についての話題をご提供しました。
最後に、岡山大学地域総合研究センターの今後の活動計画と抱負を聞いて頂き、岡山のまちづくりのためには、地元経済界と大学の連携が必須である点を強調させて頂きました。
 会終了後に会場を1Fの「花葉の間」に移して開催された懇親会の席では、全員の皆様と名刺交換の後に、お二人からご質問を頂きました。ここでも拙いながら、評論では無く、実践的な施策にポイントを置いたまちづくりの方向性について持論を申し述べました。
ご参加の皆さんから、経済団体を窓口にして、大学とのまちづくり研究会を開催しようとのご提案を頂きました。持ち帰り、速やかに検討させて頂くことをお約束いたしました。
このたびの機会を与えて下さった、松田会長に感謝です。
マルチメディアフォーラム会場
 ▲ マルチメディアフォーラム会場からの風景

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