午後は、昨日に続き、秋探しに出かけました。
近所にあるJR津山線法界院駅から県道57号線を赤磐市方面にしばらく走り、更に一駅先の「備前原駅」から北方面へ進路を変えて山へ入ると、20分ほどで金山寺があります。岡山市の解説によれば「金山寺(かなやまじ)は天台宗の寺院で山号は銘金山、報恩大師が749年に開いた岡山県を代表する古刹であり、鎌倉時代には栄西を輩出し、焼討後の再建は宇喜多直家公がなされた栄西と宇喜多家ゆかりのお寺」です。
山門には見事な仁王像が安置されています。山門、仁王像共にかなりの老朽化が進んでいます。また、本堂も改装が進んでいます。広い境内では、地域の皆さんにより草刈や竹やぶの清掃が進み、刈り取った草や切り倒した竹が焼かれています。参道を登ると見事な三重塔が姿を現します。
ここで一服、一休みです。岡山市の町並みが広がり、かなたには瀬戸内海が望めます。
奈良時代からの歴史に彩られた由緒ある古刹、もっと保存を進め、市民や県民はじめ内外に広めてゆきたい思いで一杯です。
金山寺を後に、久しぶりに総社市の宝福寺まで足を延ばしました。総社市のHPによれば「宝福寺は臨済宗東福寺派の寺院で、本山京都東福寺と結びつきが強く、地方の中でも有力な禅宗寺院です。古くは天台宗の寺院でしたが鎌倉時代中頃に県内ではいち早く臨済宗に改宗しました。盛時には塔頭・学院五十五、山外の末寺三百余を数えたと伝えられています。また、画聖雪舟が修行した寺として有名です。建造物では三重塔が最も古く解体修理の際、永和二年(1376)の墨書銘が発見されています。この塔は岡山県下二番目の古塔としても貴重です。」とあります。
境内は紅葉が盛りです。一面に広がるもみじの深紅と黄が織りなす様は、県内屈指の秋の美観であるといえましょう。この二日間は、すっかり秋を堪能いたしました。