お盆休み、8月12日は愛知県豊川市にある豊川稲荷に参拝いたしました。
京都の伏見稲荷以外、日本三大稲荷はどこを指すか百家争鳴とのことですが、その有力候補とされる豊川稲荷は、境内の広さや建物の規模も大きく威厳を放っていました。豊川稲荷のHPによれば「豐川稲荷は正式名を「宗教法人豐川閣妙嚴寺」と称し、山号を圓福山とする曹洞宗の寺院です。一般的に「稲荷」と呼ばれる場合は「狐を祀った神社」を想像される方が多数であると思われますが、当寺でお祀りしておりますのは鎮守「とよかわだきにしんてん」です。「とよかわだきにしんてん」が稲穂を荷い、白い狐に跨っておられることからいつしか「豐川稲荷」が通称として広まり、現在に至っております。」とあります。つまり、正確には神社ではなく、曹洞宗の寺院であるということです。とりわけ巨大な本堂は威厳を放ち、参拝する者を圧倒します。
また「霊狐塚」は、まさにパワースポットの雰囲気が漂い、なんとも言えぬ心持にさせてくれました。余談ながら岡山の最上稲荷も全国的に有名で、ここ豊川と並び日本三大稲荷に数えられることもあります。
お参りを済ませて、門前町へ繰り出し、しばし散策を楽しみました。名物の「稲荷寿司」を売る茶店や食堂が軒を連ねます。また、趣のあるお店も数あり、多くの参拝客や観光客で賑わっています。
腹ごしらえは、豊川名物「ヤマサ」の竹輪を食べつくしました。ふわりと柔らかく腰のある絶妙な食感がウリとあって、まさに、やわらかな口当たり、歯ごたえの弾力感、風味、揚げたての温かみ、そして塩加減、お手ごろ価格で大満足でした。
愛知県の大学に6年近く奉職しながら、ここ豊川に来たのは今回が初めてです。
ようやく念願かなったとの思いで良き記念の日となりました。
さて、この日は、豊川から一気に三重県の四日市市まで参り、近鉄四日市駅前のビジネスホテルに宿泊しました。夜は商店街をぶらぶら歩きしてから、地元の魚を目当てに居酒屋で遅い夕食といたしました。サザエ、トコブシ、大ハマグリなど焼き貝が美味でした。残念ながら、100グラム2,000円と聞いて、伊勢海老は水槽の中で鎮座する姿を眺めるに留めざるを得ませんでした。