6月8日、岡山市北区の奉還町商店街振興組合、岡山コンベンションセンター、リットシティビル管理組合、県国際交流協会、山陽SC開発で構成される「西口活性化協議会」が主催した岡山駅西口エリアのにぎわいの創出を考えるための事業基本計画を発表する「西口活性化セミナー」が国際交流センターで開催されました。西口エリアは回遊性が低く、若者が集まれる場所が少ないといった調査結果を踏まえ、基本計画の策定に取り組んできました。冒頭で、創業明治20年、奉還町商店街の老舗、岸佛光堂代表取締役の岸卓志西口活性化協議会会長が「下町の風情を大切にしながら独自のデザインで活性化を図りたい」と挨拶、そして経済界を代表して岡山商工会議所から古市大蔵副会頭が来賓挨拶にたたれました。
セミナーでは、この度、西口活性化協議会がまとめた「西口活性化事業基本計画」について、旭軒社長の畝本伸三氏が報告されました。報告では、安全や景観に配慮した道路整備や魅力的なテナント誘致を進め、歩いて楽しいまちを目指すとして、西口から奉還町商店街までの安全に配慮したアクセスビリティの向上を目玉に、岡山国際交流センター周辺を整備すると共に、街には、カフェ、古着、雑貨店といったテナントを誘致し、東京都武蔵野市の人気の街「吉祥寺」をモデルにして、様々なイベントを開催して賑わいを創出したいと宣言されました。
続いて小職から「岡山駅西口エリアの賑わい創出を考える」と題して、奉還町商店街や経済界大学生を核とした若者とベテラン合体によるパートナーシップを形成、西口活性化協議会が中心となって、更なる検討協議体を結成し、例えば、「西口エリア地区計画」を策定する、岡山駅西口エリアの総合的かつ統合的なデザインと計画を検討する、岡山駅西口地域のコミュニケーションネットワークを活かしファシリテーター&ディストリビューター機能を担う人たちを集めるなどの提案をさせて頂きました。
さらに、活動を開始した、おかやまの都市とモビリティを考える勉強会が、平成21年作成の「岡山市の都市交通戦略」をベースに、新たな岡山市総合計画策定にあわせて、社会実験を含む総合的な施策を練ろうとしている話題、そしてスポーツを重要産業と捉え、スポーツに特化して都市マーケティングを担うためのSPOC研究会について紹介申し上げました。
岡山大学でも、この活動を学生と共に支援して参ります。