母校である、愛媛県立西条高等学校からのご依頼により、11月14日、全校生の皆さまに“探究学習”をテーマに講演させて頂く機会を頂戴しました。
卒業から、かれこれ55年前です。
高校を囲むお濠を眺めながら大手門をくぐると、当時の懐かしい思い出のシーンの数々が蘇って参りました。
西条高等学校は、明治29年に愛媛県尋常中学校(現松山東高校の前身)東予分校として開校し、明治31年に元西条藩跡の現校地に移転、その翌年に東予分校から愛媛県西条中学校として独立、その後、昭和30年に愛媛県立西条高等学校と改称され、私が在学時代は、全日制課程(理数科・普通科、商業科、看護科)と定時制課程から成り、現在は普通科と国際文理科、商業科の三つの科から編成されています。校訓は「質実剛健」「文武両道」「気品と清楚」、来年、2025年には創立130周年を迎える古豪です。
また、当地は、歴史的には江戸時代は西条藩が置かれ、御三家紀州藩の下家であったことから、家紋は徳川家のトレードマーク、角切り「三つ葉葵」です。そして、藩邸跡(壕内)に高校があるのは全国で5つ、更更に地元西条祭談義など自慢話満載の会でした。
また、西条は、クラレのまちとして栄えて参りました。クラレは、岡山県倉敷市、大原孫三郎により創立され、ここ西条とは縁が深いまちです。
母校に、ささやかながら、こころを込めて、ご恩返しを果たすことができました。講演会では、ご挨拶を兼ねて、弊職のご紹介は同窓会「道前会」の真鍋和年会長が、つとめくださいました。校長室へ山下和宏校長を訪問させて頂きました。そして、今回の市長選挙で当選された、高橋敏明新市長が駆けつけてくださいました。弊職の1期先輩である、第77回卒業生で、愛媛大学教授から市長へ転身されました。
さて、講演前の昼食は、西条市メインストリート、シャッターが閉まるお店が増える中で、元気に営業している商店街の老舗「松葉屋」で、中華そば500円とおでん1本110円を美味しく頂きました。共に懐かしい味わいでした。
帰りに、西条駅に隣接する鉄道歴史パークを外からですが、眺めさせて頂き、卒業生の元国鉄総裁、新幹線の生みの親、十河信二先生の像にお礼を申し上げ、帰路につきました。
同窓会長、校長先生、教頭先生、事務局の皆さまに感謝です
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