土木計画学研究発表会


第70回土木計画学研究発表会٠秋季大会が、10月16日、17日、岡山大学津島キャンパスを会場に開催され、お手伝いさせて頂いた初日は、事務局によると、約1200名を超える皆様が来学されました。この日は三つの学会、そして農学部収穫祭があり、キャンパスは大賑わいでした。
さて、同委員会の紹介によれば「土木計画学研究委員会は土木学会の学術研究グループ(調査研究部門)の一つとして1966年8月に設立されました。当委員会は、

「土木技術者の活動範囲において、土木に関する計画の分野がきわめて重要なる事態に鑑み、土木計画のあるべき姿、その問題点を検討し、あわせて計画に関する調査、研究を行うこと」を目的に、「土木計画基礎理念に関する討論、土木計画理論に関する討論、大学における土木計画教科内容に関する討論を行い、あわせて土木計画の重要性を広く知らしめるために、シンポジウムなどを開催するほか、研究成果の公表を随時行う」ことを事業内容としています。」

とあります。
地元セッションのテーマは「平成30年豪雨とその復旧・復興」シンポジウムと銘打ち、11月16日、会場は、岡山大学一般教育棟A棟21(第一会場)でした。参加費は無料で、市民を含めどなたでも参加できました。第一部では、髙橋亮丞(中国地方整備局岡山河川事務所流域治水課長)、赤木仁(岡山県土木部河川課総括副参事)、下村隆之(倉敷市建設局都市計画部長)、金藤純子(株式会社EnPal 代表取締役)の四名がリレー講演をされました。第二部のパネルディカッションでは、コーディネーターを弊職(三村聡(岡山大学副学長(ローカル・エンゲージメント担当)、副理事(地域共創・ベンチャー担当)、教授)が担当させて頂き、パネリストは、先ほどの4名の講演者の皆様で構成しました。多くの犠牲を払った平成30年豪雨災害で得られた貴重な知見を、これからの防災推進に活かし、また、この記憶を風化させないよう、精いっぱい、渾身の思いを込めたシンポジウムです。
岡山大学は大きな熱気に包まれました。また、市内を中心として、まちは飲食と宿泊を伴い賑わいました。学会での学びはもちろん、併せて、岡山市への経済効果は相当であったと思料されます。大会実行委員会の先生方とお手伝いの学生の皆さんに感謝です。
思い出に残る規模の大きな、そして内容の充実した学会でした。

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