これまで赤磐市が実施してきた既存のイベントを見直し、若者を中心に、暮らす市民、市外の人たちがワクワク感を持ち、興味関心を持って積極的に参加できるよう内容や場所、時期などについて様々な意見、アイディアを出し合うワークショップが、9月20日、おかやまフォレストパークドイツの森内「是里ワイン醸造場2階フルーツ王国」で開催されました。
既存イベントの課題は、イベントの内容がマンネリ化(わくわく感が無い)、屋台の出店数激減(若い人が自ら出店するようなマルシェ的おしゃれ感覚が乏しい)、若い人主体での運営などのアイディアが欲しい(仙台ジャズフェス、金沢ホコ天など)、デジタル社会の進展によりAI活用も一般化、イベントにも活かせないか、開催場所をどこにするか(相当な広さが必要)、駐車場の確保(相当な広さが必要)、会場の過密回避、安全性確保(明石花火大会歩道橋事故、韓国・イテウォン(梨泰院)の群集事故のような事故を起こさない)、警備体制の強化による費用の増加などが、赤磐市から指摘を受けました。参加者の環太平洋大学、ノートルダム清心女子大学の大学生、岡山シーガルズ、赤磐商工会、赤磐市の若手職員が参加、こうした諸点を念頭に置いて、三つのグループに分かれて、メインのターゲットとする対象年齢層は20代~30代として、新しいアイディア出しのワークショップを朝から夕方まで実施いたしました。
先行事例としては、赤磐市でも毎年11月に環境センターで「あかいわeco・いいものまるしぇ」が開催されています。このイベントでは、既存の露天商ではなく、町なかで店舗を構えていて、そこそこ人気のあるお店が会場内のテントでパン、惣菜、オムライスなどの販売をしたり、鹿革を使って小物を作ったりするワークショップも開催されています。また、例年5月と10月に桜が丘いきいき交流センターの南側にある広場で「アールエリアズマーケット」が開催されています。このイベントでもよく祭りなどで見かけるような露天商は全くなく、写真映えするようなキッチンカーや写真映えするような店構えのテントがずらりと並んでいます。販売している商品もパスタや焼き菓子、ピザ、ハンバーガー、レザークラフトなど若い人の興味を引くようなものばかりです。
弊職が全体のコーディネーターを担当、弊職以外は皆さん若者です。未来の赤磐の姿を考えました。あと3回のミーティングを実施して、最終的に実行計画書を作成して頂き、秀逸な企画であれば、議会を経て予算化までもっていき、覚悟を持って実践展開する予定です。