岡山商工会議所のASEAN訪問のうち、タイ国訪問に岡山シーガルズと共に随行させて頂きました。その記録と写真を掲載します。
① 9月11日
関西空港から夕方の便でバンコクへ向かい、夜、無事に到着しました。ありがたいことに岡山シーガルズのファンが出迎えてくれました。通訳をお願いしている平聖子さんにお連れ頂き、ホテルにチェックインいたしました。
9月12日
団長の岡山商工会議所の松田久会頭はじめ会議所団の皆様と朝打ち合わせを済ませて、バンコクの中心地にそびえ、世界のトップブランドを提供販売する、ゲイソングループの拠点であるゲイソンタワーを視察させて頂きました。
それからジェトロバンコク事務所長の出迎えを受けて同所を訪問、最新のタイ国の産業経済の状況をプレゼン頂きました。
われわれから質問をさせて頂き、議論は大いに盛り上がりました。
昼食会を済ませてから、タイ商工会議所を訪問いたしました。面談の場所はタイ商工会議所大学(University of the Thai Chamber of Commerce)のキャンパスです。世界中で、商工会議所が大学を有しているのはタイだけだそうです。学生たちがキャンパスに溢れていました。
先方は、会議所の会頭、前会頭、次期会頭という三巨頭にそろい踏み頂きました。タイ国と岡山の交流促進に関する提案をさせて頂き、松田久会頭が流暢な英語で交渉されました。大切な約束を交わすことができました。プレゼントの交換をしてから、キャンパスの屋外で記念写真を撮らせて頂きました。将来の岡山に輝きが増すと良いと祈念しました。
一旦、ホテルへ戻り、岡山チームで反省会を兼ねた夕食会を開催しました。
超高層ビルの屋上での夜会ディナーでした。
食後の珈琲タイムになる寸前で小雨がぱらつきだし、そのすぐあと、スコールとなりました。思い出に残る一日でした。
② 9月13日
ゲイソングループの会長との面談でした。
タイを代表する財閥のトップと合って、物腰は柔らかですが、そのお話には落ち着きと威厳がありました。岡山とバンコクとの直行便の就航可能性について、提案と情報交換をいたしました。ここでも松田会頭が、アクションも踏まえた流暢な英語で語りかけ、双方ともに突っ込んだ本音の意見交換ができました。弊職からも岡山シーガルズとタイとの交流可能性についてプレゼンさせて頂きました。
面談後、ここで商工会議所の皆さんにお礼を申し上げてお別れしました。
午後は、ゲイソンタワーに隣接する平聖子さんのマンションへお邪魔して、お母様にご挨拶をさせて頂き、日本人会の女子会のお仲間にお加え頂きました。
マダムのみなさまは、タイ国に駐在する日本企業の皆様方です。
誠に愉快な時間を過ごさせて頂きました。
そしてタイでの活動する際にご協力を頂くことを打診しましたところ、ありがたいことにご快諾頂きました。大きな成果です。
③ 9月14日
最後の訪問先であるタイ国バレーボール協会会長とランチを兼ねたミーティングに臨みました。タイ商工会議所とゲイソングループ会長との面談結果と成果をお伝えしたところ、その合意内容が実際に進む際にはバレーボール協会も行動を共にする準備ができる旨をお約束頂きました。本格的なタイ料理を馳走頂き、歩けないくらい満腹となりました。
心からお礼を申し上げ、再開を誓い合いました。
真の信頼関係の絆が深まったと確信いたしました。
④ 9月15日
公式な訪問日程を終えましたので、一日、オフの時間を頂きました。
平さんのご両親は、タイ国に数か所、お住まいを持っておられます。
ありがたいことに、お気遣い頂き、夕食もご相伴に預かりました。
そのひとつであるカンチャナブリーにあるご自宅を訪ねました。
カンチャナブリーは、第二次世界大戦時に日本軍が占領して架橋工事を実施した映画「戦場に架ける橋」の舞台です。現在も使用されている当時敷設された鉄道路線のほか、鉄橋付近には連合軍共同墓地や記念館、そして日本人慰霊碑などが点在し、戦争の悲惨さを今に伝えています。連合軍共同墓地に黙とうをささげた後、時間をかけて記念館を見学させて頂きました。また、日本人慰霊碑へも参拝させて頂きました。
「戦場に架ける橋」では記念写真を撮らせて頂きました。
そして、平さんの広いお庭と12匹の犬たちに囲まれながら、お手製のランチを屋外で頂きました。
そしてお洒落な喫茶店(池や庭を配した相当に広い空間でした)にご案内いただき、Caféタイムといたしました。
平さんご一家に本当にお世話になりました。
平さんとご家族に心より深く感謝申し上げました。
来年の瀬戸内国際芸術祭にはご家族で岡山へ来ていただき、その折にはご案内役をさせて頂く約束をいたしました。
定年退職しましたら、しばらく逗留させて頂きたいと本気で思いました。
誠に有意義なタイ国訪問でした。