Ⅳ 熊本市にて

①熊本城見学

小職は、西日本豪雨災害で多くの犠牲者を出した、倉敷市真備地区復興計画推進委員長を拝命していますが、熊本地震から多くの教訓を頂き、学ばせて頂いています。

6月24日、早朝は修復が進む熊本城へ出かけました。復興の拠点のひとつである桜馬場を過ぎて、新一丁目門跡側から入場して、クスノキなどが林立している公園を過ぎて、二の丸広場へ出てから天守閣を眺めながら加藤神社へ参拝いたしました。大天守、小天守ともに再建は、ほぼ完了している姿に安堵しました。まだ、お濠の石垣はじめ、多くの箇所に修復工事が進められていますが、ようやくゴールが見え始めたとの印象です。

②熊本大学訪問

6月24日午前、副センター長の岩淵泰先生の母校である熊本大学を訪問しました。キャンパスは深い緑に覆われていて、本当に「大学らしい大学」の佇まいです。まず、小泉八雲先生の碑に、そして夏目漱石先生の碑にご挨拶をさせて頂きました。

次に法学部、文学部棟へ岩淵先生の恩師である、副学長で人文社会科学研究科の伊藤洋典教授のお部屋を訪問してご挨拶させて頂きました。それから、熊本大学五高記念館(旧第五高等中学校本館:重要文化財)を見学させて頂きました。赤煉瓦の美しい記念館は、熊本大学の長きにわたる歩みを今に留める見事な建物です。展示物では、内閣総理大臣をつとめた池田勇人氏ゆかりの五高太鼓は立派でした。また教員をつとめた夏目漱石の自筆の挨拶文や五高の棟札など、興味深い品々を拝見することが出来ました。
帰りに大学生協にて、『第五高等学校‐熊本大学五高記念館図録』を記念に購入させて頂きました。ご案内いただいた岩淵先生に感謝です。

③まちの温泉

熊本県は温泉天国の一つです。
帰りに市内北区植木町にある素朴な感じの立ち寄り湯、あしはら温泉へ立ち寄り、汗を流させてもらいました。
源泉かけ流しのお湯はPh.9.52のアルカリ性単純泉、美肌の湯でした。

老夫婦のかたが受付におられ、500円をお支払いして、さっと浸かりましたが、評判通りのアルカリの強いお湯で、ぬるぬる感がこれまでの温泉でも最高ランクになる満足度の極めて高い温泉でした。
バス停から離れているため、岡山から来たことを伝えると、帰りは、ご主人が車でバス停までお送りくださいました。
熊本の方のおもてなしの心にここでも触れることが出来ました。
また、お昼には下通商店街「大新」にて鰻丼を食しました。
まずまず及第点のお店でありました。
また、鶴屋百貨店のデパ地下から、生産量日本一を誇る熊本特産のスイカで一番最高の品を孫たちに送らせて頂きました。

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