月山富田城跡散策

「願わくば、我に七難八苦をあたえたまえ」
最期は備中高梁で謀殺された山中鹿之助の名言です。
彼が尼子氏に仕えながら、活躍した、島根県安来市にある、月山富田城跡を訪れました。


鹿之助の碑の前で、岡山大学着任10年、己れの足跡と諸行を振り返りました。
大学とは何か、を問い続けた10年間であります。
甚だ情け無く、未だ解無しです。
残された時間は、短くなりつつありますが、歩みを続けて参ります。


本丸からの眺望は宍道湖を遠望でき最高でした。
難攻不落といわれた、この名城は、一国一城の政策により廃城となりましたが、戦国時代の遺構としては、様々な教訓を私たちに教えてくれます。

さて、昼食は道の駅「広瀬・富田城」で、揚げたて、茹でたての天ぷら出雲蕎麦を食しました。ここは、絣の生産が特産であり、体験コーナーでは、子供たちが興味深そうに藍染に挑戦していました。

また、帰りに、近くにあります「さぎの湯荘」に立ち寄り湯をさせて頂き、足立美術館では、2回目の訪問ですが、改めて北大路魯山人の名品に心奪われました。
晩秋の山陰、夜の宍道湖は寒々、いよいよ冬の訪れを感じました。