先日の人を大切にする経営学会の帰り、京都へ出たついでに、久しぶりに敦賀方面の友人と会うことになり、京都駅から湖西線で向かいました。
京都駅で、人気の豪華「ロケ弁」を買い込み、各駅停車でのんびり、車窓からの琵琶湖の風景を心行くまで堪能、琵琶湖周航の歌をつぶやきながら上機嫌であります。
9月というのに異常に残暑が厳しく、そのおかげか天気が晴々していたためか、湖面の青さが鮮やかで、稲刈りを迎えた水田の緑や黄色の対比で、湖の美しさをいっそう際立たせていました。
学会は理事会もありましたので、背広であったのが誠に残念であり、私服を持ってくればよかったと後悔いたしました。
これまでは、スピード優先の仕事モードでの移動が主でしたので、疲ればかりが残る旅が多かったのですが、歳を重ねて参りましたので、これからは心に余裕をもって、各駅停車の旅を楽しむ、そんな余生を送りたいと確信できました。
そして、翌週に続けてあった日本計画行政学会の帰りは、徳島駅から高松駅まで、各駅停車を利用して帰りました。先頭車両の先頭の席が空いていましたので、運転手さんに至近で臨場感あふれる車窓からの風景を楽しむことが出来ました。
特に徳島県と香川県の県境付近は、トンネルが連続、窓に山の葉がすれすれにかかりそうになる様は迫力満点、また景色が開けて海が視界に飛び込む様に息をのみました。そうした山間エリアをすり抜けるわくわく感や海の広さに感動する瞬間が、鉄道ファンをひきつける源になっているのだと感じました。