教員の本懐


顧問をしている学生サークル「岡山大学まちづくり研究会」の新入生歓迎のコンパが、1学期の試験がほぼ終わった、6月7日、西川緑道公園界隈の居酒屋でありました。
1、2年生が中心ですので、ほとんどノンアルコールですが、若い熱気につつまれました。授業の時間は、大教室で授業をしていても水を打たように静かですので、こうした時間を共にすると、学生たちの本音が聞けて安心できます。

この日は、サークルの代表(経済学部)が、教員のモノマネを次々と披露して、1年生たちを盛り上げました。存じ上げている先生方も多くて、それが特徴をよく捉えており、思わず吹き出してしまいました。「私のモノマネもできるなら、ここで披露をして欲しい」と、リクエストをいたしましたが、その返答は「まだ、先生の授業の試験の採点が終わっていないと思うので、心象を害されると点数に影響する可能性があります。またの機会にさせてください」と真顔で返されました。またもや思わず吹き出しました。

そんなこんなで、120分飲み放題の時間はあっという間に過ぎ、記念撮影をして、無事に解散しました。

その後は、上級生の有志にカラオケへ誘われましたので帯同しました。どうやらオールナイトの様子でしたので、最初の30分だけ付き合い、1曲だけ歌わせてもらい、年寄りは退散いたしました。


大学教員が本懐を遂げるには、研究者として業績を積むことが求められますが、18歳から成人となる時代、大人として学生との結びつきを深めることであると言えましょう。
学生から元気と学びをもらえた、かけがえのない時間でありました。
(写真:学生たちの了解を得ています)