学生たちの活動

学都チャレンジ企画成果報告会と環境保全型森林ボランティア説明会が、1月26日、岡山大学地域総合研究センターの主催で開催されました。

学都チャレンジ企画とは、学生みずからが、まちづくりに積極的に参加できる機会を支援するプログラムです。まちづくり活動や大学と地域をつなぐ取り組みなどの企画を募集・審査し、その基準を満たした企画に対して、必要な経費を含め、活動支援を行っています。この活動は、中心市街地での賑わい創出、商店街活性化、プロスポーツクラブとの連携、中山間地域活性化など多岐にわたり、活動を通じて学生たちは、地域とのかかわり方や企画立案、実施のプロセスなど多くの経験を得ています。今回の成果報告会では、岡山大学図書館を会場にして、5団体が次のテーマで活動成果の発表をいたしました。

  1. 「大学と地域の恊働による身体表現を核とする文化芸術の活性化プロジェクト」
  2. 「大学生が考えるよりよく生きるプロジェクト~離島訪問を通し高校生と共に考える死生観~」
  3. 「まちけん’17-地域創造プロジェクト-」
  4. 「学生と市民が語り合うティーチイン岡山」
  5. 「おかやまプロスポーツ文化百年構想」

報告会には、学生や教職員たちのほかに、両備グループ若手重役会メンバーや岡山市政策局など地域人の皆様にもご参加を頂きました。前田芳男副センター長の進行のもとで、学生たちの報告に対して、学生はもとより地域人からも活発な質疑応答がなされ、改善点を含む前向きなご意見も頂くことができました。

高橋香代理事・副学長から温かい応援のメッセージ、小職は、辛口のコメントで結びました。

学生たち、そして準備にあたった職員の皆さん、前田先生、ご苦労様でした。

来期も岡山を元気にするために学生チャレンジ企画を継続して参りたいとの決意を新たにいたしました。
この後、会場を地域総合研究センターにして、2017年度下期環境保全型森林ボランティアの説明会を開催いたしました。この説明会へは、恒例となりましたが、新見市神郷から、一社)人杜守(ひとともり)の多賀紀征理事長に来学して頂き、直接、活動の説明をお願いしています。

このプログラムは、高梁川流域学校プログラムのひとつで、共同自炊生活による10日間の合宿、現場でのチェーンソーを使った本格的な倒木実習であり、危険を伴う安全第一のプログラムです。実習を終えて山を降りてくる学生の顔つきは見違えるほど変わります。

大学生には通常授業が最優先ですが、教室では得られないタイプの「社会で求められる“生きる力”」を、学都チャレンジ企画活動や本ボランティア活動で習得できると信じています。学生の成長や地方創生に王道はありません。

大学としても覚悟を決めて地道な地域活動や実践型教育活動を実施してまいります。