岡山から新幹線、東京へ戻る途中に、12月28日の夜は、名古屋で友人とミーティングを入れました。
待ち合わせまで時間がありましたので、名古屋駅から名鉄で岐阜駅へ、そして速攻で念願の岐阜城へ登城いたしました。前任校では5年半の間、名古屋市の中心地に住んでおりましたが、ついぞ岐阜に行く機会はありませんでした。いつかは一度、斉藤道三、織田信長ゆかりの山城を訪れたいと密かに機会を窺っていました。麓の岐阜公園には「板垣死すとも自由は死せず」で有名な板垣退助遭難の地の記念碑があります。しばしロープウエイで山頂まで、そこから数分で天守閣です。眼下に長良川をはさんで大パノラマが広がる平野や山々を見下ろします。一汗かきましたのでクリームソーダで一服、戦国武将の活躍した激動の歴史を思い浮かべながら、しばし、くつろぎの時間を楽しみました。岐阜市のHPでは「岐阜城は、かつて稲葉山城と称し、戦国時代には、斎藤道三公の居城でもあったところです。特に岐阜城の名を天下に示したのは、永禄10年(1567年)(一説に永禄7年)8月、不世出の英傑織田信長公がこの城を攻略し、この地方一帯を平定するとともに、地名も「井の口」を「岐阜」と改称し、天下統一の本拠地としてからでした。現在の城は昭和31年7月、岐阜城再建期成同盟によって復興されたものです。城内は史料展示室、楼上は展望台として多くの人に親しまれています。また、金華山一帯は平成23年(2011年)に「岐阜城跡」として国史跡に指定されています。岐阜城は現在築城されている城郭のうちでは、有数の高さ(標高329メートル)にあり、最上階からは、眼下に鵜飼で有名な清流長良川が市内を貫流し、東には恵那山、木曽御岳山が雄大な姿を見せ、北には乗鞍、日本アルプスが連なっています。また西には伊吹、養老、鈴鹿の山系が連なり、南には濃尾の大平野が豊かに開け、木曽の流れが悠然と伊勢湾に注いでいるさまを一望におさめることができます。」と紹介されています。
また、名和昆虫博物館に立ち寄りました。時間に限りがありましたので、駆け足での見学でしたが、ここには目を見張る世界中の感動の昆虫、すべて逸品がずらりと展示されています。岐阜城もさることながら、ここは絶対にはずせないポイントです。同館の公式HPによると「ギフチョウの発見で知られる名和靖によって明治29年に設立された名和昆虫研究所。その付属施設として1919年(大正8年)に開館して以来、昆虫全般におよぶ啓蒙普及、農作物の害虫駆除のための啓蒙普及につとめてきた昆虫専門の博物館です。日本の現存する昆虫博物館としては、最も長い歴史を持ち、文化財的価値のある建物の中で、昆虫たちの美しくも不思議な世界を体感していただく場として、活動し続けています。」とあります。時間に余裕があれば、昆虫素人の人でも長時間の見学になること請け合いです。皆さん、ぜひ、訪れてみてはいかがでしょう。名古屋と岐阜は名鉄、JR共に本数が多く移動時間もかかりませんし、岐阜市内はバスの本数が多くて、公共交通が充実している都市であることも確認することができました。