今年最後のおつとめは井原市

師走が凄いスピードで過ぎてゆきます。

12月も折り返し、12月15日、朝から中国自動車道を西へ、10時から、井原市若手職員向けの研修会でした。テーマは地方創生と市民協働についてです。国の財政赤字や人口減少社会による自治体の財源不足が、多くの地方自治体で課題となりつつあり、さらに若手の職員さんが定年退職を迎える頃には、現在の公共サービスを維持するのは困難な時代が訪れる可能性が高く、そうした事態に備え、真の意味で地域社会を元気にするためには、市民協働が不可欠であることをお伝えしました。とりわけ、地域コミュニティを支える核となることが期待されている、町内会や自治会、そして「まちづくり協議会」の重要性とあり方、また、若手職員皆さんの心構えや市民との関わり方について、実例中心に実践的なお話をさせて頂きました。

どこまで、意が伝わったか見えないですが、精一杯、お話申し上げました。

さて、市役所1階には、人権をテーマとした子供たちの作品展が開催されています。秀作そろいです!時間に余裕がありましたので、一点、一点、拝見させて頂きました。

お昼は、市役所近くの中華料理店で、定食でスタミナをつけて、午後の部に臨みました。

午後は、新たな観光戦略の構築を目指されている関係諸団体の皆さんと、市の地域創生課の皆さんに、観光ビジネスをテーマに話題提供させて頂きました。参加者は、地域特産品を販売している拠点、歴史や文化の継承に積極的に取組んでいる団体、国際化を推進している団体、交通事業者、地域おこし協力隊など、多彩な顔ぶれでした。

全国の地方創生に観光ビジネスを取入れようとしている自治体の実例、岡山県内の他の自治体の事例、そして井原市の情報を紹介申し上げながら地元の資源のすばらしさを外部者(よそ者)の目線で紹介申し上げました。

熱のこもった会になり、終了時間を30分以上オーバーして、参加者全員から意見や質問、情報提供や今後に向けた前向きな決意表明などがなされました。

ご要請があれば、引き続きご助言をさせて頂くことをお約束申し上げました。

ダブルヘッダーでしたが、手ごたえを感じる一日でした。

今年は、本日で年内の地域へ出向く活動を終了させて頂きます。

帰りの道すがら、この1年間の活動を振り返りました。

不十分なご助言しかできていない事案が多いのですが、力量の範囲で謙虚に来年もがんばって参りたいと心に誓いました。