母と帰郷

3連休の最終日、11月5日は、早朝から牛窓の施設へ母を迎えに参りました。来週、母は満90歳の誕生日(卒寿)を迎えます。教員時代の過労がたたり、脳梗塞と糖尿病で不自由な生活を20年近く続けています。

「最期かも知れんから」、と言いながら、「寒さがこれ以上に厳しくなる前に愛媛の自宅へ里帰りしたい」とリクエストがあり、日帰りで帰郷いたしました。

母がお世話になっている瀬戸内市牛窓の有料老人ホーム「あいの光」は、診療所、健康増進センター(メディカルフィットネス)、病児保育、通所リハビリテーション、訪問介護、居宅介護支援事業所など総合的な医療・ケア施設であり、医師や看護師、そして何よりもスタッフの皆さんによる、日常のきめ細かい心使いで、安心して老後を過ごさせて頂いています。ただ、どうしても知人が少ない岡山での暮らし、母は長年住み続けた自宅での思い出が蘇ります。

自宅から車で10分足らずの石鎚サービスエリアでトイレ休憩をしてから、電気、ガス、水道が止められた空き家となっている郷里に到着です。

1年以上ぶりに自分の部屋で過ごす時間、いつも以上に饒舌で、いろいろな話題が続きました。

菩提寺の法安寺へもお墓参りも済ませ、また、ご近所の皆さんと久しぶりに方言丸出しで会話を楽しみました。思いを遂げられたとの事、長旅の疲れが出ないように、少し早めに岡山まで戻り、岡山市南区内尾にある「まるかつ」さんで鰻重を注文、誕生日を祝いました。

毎日、自分でインシュリン注射をしながら複数の薬を服用、そして歩行器具に頼り、外出は車椅子での生活、時々、室内で転倒することもあります。

なかなか親孝行はできませんが、一日でも長生きして欲しいと願います。