移動の多様性からまちの魅力を考える「くるま育in岡山」

トヨタ自動車 くるま育研究所と鴻鵠塾が主催する「くるま育in岡山」が、8月19日、20日の両日、岡山市内で開催されました。「くるま育」とはモビリティの多様性を考えることを通して、未来の暮らしや社会の将来像を考えるための実践的なプログラムです。そこへは、岡山市内の中高生が参加し、フィールドワークを通して新たな視点や問題解決に向けた気づきを得ることができたと感じました。

具体には「3H Drive」という「まちを訪ね魅力的な3時間旅行をデザイン」する体験型学習の手法が用いられ、徒歩、電動車いす、自転車、公共交通、自家用車など、各チームに分かれ、決められたモビリティで3時間をかけて岡山のまちを訪ねます。そこでの経験や発見を持ち帰り、そこから見えてきたモビリティの活用とまちの楽しみ方をグループワークで話し合います。そして報告書を作成、コンテスト形式で報告会を実施しました。

指導は鴻鵠塾、インストラクターは青山学院、上智、明治、早稲田の大学生。小職はワークショップを見学・観察、そして報告会で成果発表の審査を担当させて頂きました。若者たちは、忌憚ない岡山市の魅力や不足事項について数々の意見を繰り出しました。日頃、行政や交通事業者の皆様と堅い議論が多い中で、忘れかけていた移動の楽しさを、若者たちが思い出させてくれました。また東京の私学と岡山大学生のカラーの違いを痛感出来たことも大きな収穫です。

初日の夜の懇親会も大いに盛り上がりました。


貴重な機会を与えてくださった岡山トヨタ梶谷俊介社長はじめトヨタグループの社会貢献活動に関係する皆様に感謝です。