中国地方の各界で活躍される皆さんが松江に集合、8月23日、24日の二日間、松江エクセルホテル東急を会場に「多様化・グローバル化の中で、いま中国地方は」が開催されました。岡山駅から伯備線特急出雲に乗車、車窓の風景が素敵な路線です。日頃は新見駅で下車することが多いのですが、今日は松江まで参ります。学生たちが森林ボランティアでお世話になっている神郷地区と高梁川上流域を車窓から楽しませてもらいました。松江駅に到着、時間があったので、市内観光スポットを約50分で一周する観光バスに乗車、途中下車はせずに200円で見所をチェックしました。夏が戻ったようで国宝松江城も暑そうでした。
さて、世話人代表の溝口善兵衛 島根県知事の挨拶で開幕、初日は、全体会で話題提供が二題、基調講演では「循環型社会に先駆する中国地方の可能性」と題して、一般社団法人持続可能な地域社会総合研究所の藤山浩所長が熱のこもった気迫あふれる地方創生に関する実践事例を豊富なデータを織り交ぜながらされました。続いては「IBM Watsonの最新動向」と題して日本IBMの元木剛理事がAI(人工知能)の最新動向と今後の開発可能性について興味深い話題を提供されました。休憩をはさんで四つの分科会に分かれメインテーマ「多様化・グローバル化の中で、いま中国地方は」についてディスカッションがされました。岡山からは、経済界、銀行、自治体、文化人、大学人が参加いたしました。第三分科会の座長を担当させて頂きました。中国経済連合会専務理事や島根県政策企画局長、そして経済人、マスコミのトップなど蒼々たる顔ぶれです。岡山からは大原美術館の大原あかね理事長が同じ分科会にご参加、二日間、ご一緒させて頂きました。
懇親会では、大勢の皆様方と情報交換をさせて頂き、中国経済連合会 苅田知英 会長、中国経済産業局 波留静哉 局長、松下政経塾 河内山哲朗 塾長と記念撮影させて頂きました。スポーツで岡山を元気にするプロジェクト、倉敷水島からつくる高梁川流域学校の環境教育プロジェクトの二つについて、ご指導ご支援をお願い申し上げました。
二日目の分科会を経て、再び全体会があり、広島大学地域経済システム研究センターの伊藤敏安教授の進行で、各分科会で議論された内容を各座長が報告、質疑応答と続き、最後まで議論が盛り上がりました。
貴重な機会をお与えいただいた、本学大学院環境生命科学研究科の阿部宏史 教授に感謝です。