池田動物園にて

岡山駅西口(運動公園口)の北にある京山の麓にある池田動物園は、元岡山藩主池田詮政の孫池田隆政と昭和天皇の第四皇女池田厚子夫妻により1953(昭和28)年に設立され、1960(昭和35)年に現在の池田動物園となり、今も地域の人々に愛される動物園として人気を博しています。岡山大学からも至近にあり、自転車や徒歩で参れます。

園内には、人気動物が多数飼育されており、直接、動物に触れ合える数々のメニューが用意されており、子供たちにとって貴重な体験をすることができます。そのほか、旧民家を移築して造られた岡山民俗館があり、わたくしにとっては、子供の頃に慣れ親しんだ農耕器具が展示されています。さらに、西大寺鉄道の古い蒸気機関車や客車が展示されています。本当に懐かしい、写真が車内に飾られていて、それらを眺めることも池田動物園を訪れる楽しみのひとつです。

さて、GWのひと時、動物園を巡り、せわしなく動き回るサルや、じっと微動だにしないフクロウ、狭い折の中で手持ち無沙汰そうに横たわるライオン、夢を食べる動物といわれるバクなど、いろいろな動物を眺めていますと、自分の内面に潜む性格の多面性をみているような気分にさせてくれます。歩いていけるところに、動物園があるって、とても贅沢であると思います。

ちょっと、老朽化が進んでいますが、子供の頃に親におねだりして、よく連れて行ってもらった、道後動物園を思い出します。

昭和の香りが満喫できる池田動物園に乾杯です。

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