宝福寺と備中国分寺

GWの時期は、ツツジやレンゲの花が見頃です。久しぶりに、総社市の高梁川傍にある宝福寺(臨済宗東福寺派)にツツジを観に参りました。ここ宝福寺は、総社市に生まれた室町時代の画僧雪舟が修行した寺院です(絵ばかり描いて修行を怠りがちの雪舟を禅師が方丈の柱に縛り、反省の様子を見に行ったところ、ネズミがいるのを見つけ、追い払おうとしたら、それは雪舟が自分の涙で描いたネズミであったという逸話は有名ですね。

また、ここ宝福寺には、第82代・第83代内閣総理大臣の橋本龍太郎氏も眠っています。境内のツツジは、まさに見頃でありました。秋には紅葉が有名なお寺であり、紅葉の若い葉とツツジのピンクが鮮やで、静まり返って人気のない静寂の世界がツツジにより華やかさを放つ様に息を呑みます。山門、仏殿、方丈、三重塔、竹林、1時間以上かけてゆっくりと散策を楽しみました。

帰りには、同じ総社市にある国民宿舎「サンロード吉備路」の自慢の温泉に浸かり、年度末から年度初めの忙しいなかで蓄積した疲労を回復させました。そして、備中国分寺へ参りました。ここ備中国分寺は、聖武天皇の発願によって諸国に建立された国分寺のひとつで、当時の建物は南北朝時代に焼失したと伝えられ、現在ある建物は江戸時代に再建されたものですが、何度訪れても、心を癒してくれるお気に入りのスポットです。「れんげまつり」が開催中で、一面のレンゲ畑を、しばし散歩いたしました。ここ備中国分寺の周辺は四季を通じて見事な景観を与えてくれます。桃や桜、菜の花が過ぎ、いまはレンゲが盛りで、五重塔を飾っています。

どちらの寺院も、総社市、そして吉備の国の宝です。