大宰府にて

3月21日、博士課程でご指導頂いた川波洋一先生の退官記念最終講義で九州大学に参りました。

早く岡山を出ましたので、大宰府天満宮の参道にある久留米絣専門店で、ご退官記念にお出かけ用の紳士帽子を買い求めお贈りするためです。久しぶりの大宰府でしたが、参道は大勢の中国からの観光客で、ごった返しておりました。インバウンドがいわれるご時勢ながら、半端無い数の多さに驚きを隠せませんでした。

梅から桜への変わり目であり、菅原道真公の家紋である「梅鉢」や境内のあちらこちらに植えられた「飛梅」をはじめ、梅の木々の花びらは、終わりに近い風景でしたが、それでも最後の梅の香りをかぐことができました。

写真を撮りながら参拝をしていると、誰かに声をかけられました。驚いた事に、同じセンターの渡部英広職員です。これにはびっくりいたしました。お聴きすると、第60回記念毎日全国学生競書展に、ご長女、次女ともに入賞され、その受賞表彰式が、学問の神様を祀る太宰府天満宮で開催されるための参拝とのこと、可愛いお嬢様と奥様でありました。官公に習い書家を目指しておられるなんて素敵であると感じ入りました。

さて、渡部さんご一家にご挨拶をして、飛梅に願いをかけ、もちろん、名物の梅が枝餅を食し、元気と勇気を頂きましたので、官公に御礼を申し上げ、九州大学箱崎キャンパスへ向かいました。