ナント都市圏共同体事務所を後にして、事務所傍の公園にあるナント市のモビリティの歩みを紹介したパネルをしばらく拝見しました。戦前のまちの写真から、私が生まれた頃の写真、そして最近のものまで、1枚1枚眺めていますと、あっと言う間に時間が過ぎてしまいました。とても興味深く拝見しました。
そしてお昼は軽めのハンバーガーにいたしました。と言いましても結構なボリュームでした。味は日本のファーストフードのハンバーガーと異なり、肉に深みがありました。
午後からは、CarquefouにあるSNCFが主体となって実施した自動運転実験コースを見学に参りました。結構な郊外にあるためChronobus1号線に乗り、スピードは速いのですが、それでも30分以上はかかる中継地のHaluchére Batignolles駅まで参り、そこから路線バス85番線で最寄りのバス停Moulin Bolsseauまで移動しました。
実験コースは、昔は鉄道として利用されていた線路を自動運転用の専用道路に改修して活用されているとの説明です。実験は一旦終了していて、平素は立入禁止でしたので、ゲートの外から軌道を撮影させていただきました。日本の自動運転は、スピードが時速20キロでの社会実験や実証運行が多いのですが、ナント(SNCF)では、時速50キロでの実験を行っており、スピードを重視しているとの印象です。
一旦、中継地のHaluchére Batignolles駅まで戻り、それから、SNCFの快速列車TERで一駅移動して、かつての古い橋(Joneliere橋)を利用して電車(TER)と自転車・歩行者の専用路として活用されているポイントを視察するために、かなりな距離を徒歩で移動しました。そして、ようやく目的地に着きますと、階段があり、高い橋の上まで登れるようになっていましたので、上まで参り専用道の全体を視察しました。
こうして主要な視察地での調査を終えました。
夜は、沼口久美子さんお勧めのナント名物クレープのお店へご案内いただきました。
そば粉を使っているという説明に驚きました。主食に頂くクレープとデザート用の甘いクレープの2種を低アルコールのシードルを楽しみながら、フランス最後の夜の思い出として、ゆるりとおしゃべりを楽しみました。