中国労働金庫西支店

労働金庫運動発祥の地は岡山県です。中国労働金庫の前身である岡山労働金庫は1950年に設立されていますから、既に70年以上が経過している歴史ある金融機関なのです。
当時からの経営理念は一緒です。それは、SDGsのスローガンである「誰一人取り残さない」や、全ての人々が必要な金融サービスにアクセスでき利用できる状況を目指す、いわゆる「金融包摂」の考え方は、〈ろうきん〉の設立経過や理念、ビジョンとも合致をするものです。その労働金庫運動の流れを絶やさず、12月7日は、中国労働金庫岡山西支店の開設20周年記念式典が、サンピーチ岡山であり、記念講演の講師としてお招きいただきました。演題は「SDGs思考で考える 労働金庫運動の歩みと未来像」です。

SDGsのテーマでは、2018年3月に公表されたILOレポートでは、「70years of efforts to build an inclusive society in Japan through enhancing workers’ access to finance/日本において70年にわたり勤労者の金融アクセスを強化することで、包摂的な社会を構築してきた取組み」として、労働金庫運動を国際的な活動として高く評価しています。
そして、労働金庫の社会的意義や存在価値、さらにはSDGs時代に期待される役割や展望について論議されてきました。。
このように、国連専門機関ILOの「設立100年」を記念して、SDGsを踏まえたテーマで開催されたシンポジウムをはじめ、2030年のゴール年を目指して実践的な活動が継続されていくと思料します。

〈ろうきん〉は、労金運動を通じた勤労者の生活向上という〈ろうきん〉の使命を徹底追求することを通じて、SDGsの実現に向けた取組みを展開し、〈ろうきん〉に期待される協同組織金融機関としての役割発揮と社会への貢献を図っていきます。
益々のご発展とご躍進を祈念させて頂きました。