全国的に大きな被害をもたらす災害が全国で発生している中、災害に強いまちづくりを進めるためには、「自助」、「共助」、「公助」がお互い連携し、それぞれの役割を進めることが求められています。市民、地域、行政がお互いを補完しつつ、連携により地域の支え合いの中、地域防災力の向上を進める必要があります。
このため、高梁市では「自助」、「共助」、「公助」の相互連携による防災体制の強化を図るため、「高梁市地域防災力向上委員会」を設置、平成30年7月豪雨災害から5年、また高梁市地域防災力向上委員会の設置から4年目を迎え、本委員会として一定の成果を得ることができ、11月21日、高梁市役所にて、第9回高梁市防災力向上委員会が開催され、最後の議論を尽くしたのちに、提言をもって、本委員会を終えることができました。同委員会終了後、委員長の小職と副委員長の氏原岳人先生から「同報告書」を近藤隆則市長にお渡し申し上げました。
委員長の立場から、委員はじめ地域の防災対策に従事される関係者の皆様方に対しまして、心より深く感謝申し上げました。委員会の事業・活動を振り帰ってみれば、委員会の全ての委員の皆様方の積極的な参画・ご協力により、大いに議論がなされ、また、事務局の精力的な市民の皆様への周知、支援により、高梁市防災力の向上に向けた活動を市民主導で本格的に開始することができました。「自助」「共助」「公助」で支え合える体制を継続、発展させ、「全ての住民が理解して行動できる」ことを目指していただきたいと思料いたしました。
この日は、仕上げを祝って、手打ちそば「方谷庵」にて天ざる蕎麦を頂きました。備中松山藩、古都城下町にふさわしい、腰のある見事な蕎麦に舌鼓を打ちました。今後は、地域防災力向上委員会の成果を活かして頂きながら、高梁市全域に、地区防災計画の策定による、自助、共助を起点とした防災活動の輪が広がり、いざという事態への抜かりない備えが整うことを祈念申し上げました。
第9回高梁市防災力向上委員会(最終回)
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