広島県府中市訪問


総務省関係の公益法人「ふるさと財団」の業務で、現在、重伝建指定を目指す広島県府中市を訪問しました。
まずは、JR備後府中駅の裏にある、道の駅「びんご府中」をひやかしました。

県北で収穫される広島県産「りんご」はじめ、特産のキャベツや上下町産の蕎麦などが、所狭しと並べられ、大勢のお客さんで賑わっていました。

さて、市役所内で、これまでの活動を振り返りながら、小野申人市長を中心に、派遣されている養父信夫先生はじめ財団側のメンバーと、本音の意見交換となりました。
夜も場所を変えて、昼間に続いて小野市長はじめ府中市や同観光協会の皆様らと活発な意見交換会が開催されました。


その場でご説明頂きました、カブトムシの標本が、府中市が誇る伝統工芸である家具づくりの技を活かした桐の箱に収められて、ふるさと納税返礼品として地方創生に貢献している品が凄すぎでした。そう申しますのも、かぶと虫(クワガタムシもある)の標本も見事ですが、本格桐箱の表には、最新のレーザー技術を駆使した、かぶとむしのデザインが彫られいるのです。
丁寧な仕事に脱帽でした。


さて、初日の午後は、重伝建指定を目指す旧上下町を訪問させて頂きました。プライベートも含めますと、5回目の訪問となります。来るたびに、古い町並みを活かした、街中が一歩一歩ながら確実に活性化しつつあることを見て取れます。ここでも活動をリードしておられる皆様方と意見交換をさせて頂きました。


翌日は、府中市の深山にございます曹洞宗碧天山「松林寺」様を訪ねました。
ここは曹洞宗総本山である永平寺様認可の座禅道場であり、地元民に愛されつつ、外国人を含む観光客を呼び込む拠点として期待されています。
文殊菩薩様より警策にて煩悩にカツを頂き清みわたるご講話を賜りました。
老いの門前に立つ迷い多き心にしみました。
多くの学びを得た府中市訪問でありました。