母校に恩返し


母校、愛媛県立西条高等学校の卒業生で組織する「道前塾」に、9月28日、お招きいただきました。
各界で活躍する卒業生を招き、講演や座談会を通して先輩と交流する機会を企画しており、今回の道前塾は12回目、演題は、『地域課題の解決に向けた探求学習のトビラ』-地域課題発見のヒント-として、パネルディスカッションの形式で、小職(78回卒岡山大学 副学長・副理事・大学院社会文化科学研究科教授)と四之宮和幸氏(83回卒四国旅客鉄道株式会社代表取締役専務・総合企画本部長)の二人が講師、真鍋和年氏(66回卒 愛媛県立西条高等学校道前会会長、公益財団法人愛媛民藝館・西条郷土博物館・五百亀記念館館長)がコーディネーターを担当されました。

高校時代、現在の仕事から地域への関り、地域課題の解決に向けてのヒントとなる話をするようにご依頼きましたので、精いっぱい、お話申し上げました。
生徒の皆さんたちは、きちんとした礼儀正しい態度で、熱心にメモを取りながら耳を傾けて頂きました。校訓である、気品と清楚、文武両道、質実剛健を、しかと感じました。
生徒代表から、「今日の話をヒントにして、これから課題探究学習に取り組みたい」と力強く謝辞を頂きました。
母校は、SSHに指定された、再来年には創立130年を迎える古豪です。
46年ぶりに訪れた学び舎、今年は岡山大学へ8名が入学しています。
機会をお与え頂いた、母校と同窓会の皆様に感謝です。

母校で講演終わって降壇しましたら、ありがたいことに、女子生徒が走ってきて、いろいろご質問頂きました。
その中で、探究学習に取り組むなかで、社会の仕組みをもう少し良く知りたいので、お薦めの書を紹介してください、と問われました。
そこで、この一冊にチャレンジしてと、お薦め申し上げました。
現代は岩波世代では無いと言われますが、この世代で育ちましたので自信をもってお薦めいたしました。