地域社会と国立大学
中四国9県の国立大学産官学連携責任者が、9月15日、岡山大学に一堂に会し、文科省、経産省の産学連携政策担当官をゲストに招き、これからの地域社会における国立大学の使命٠役割について、トータル6時間、熟義を重ねました。
人口減少社会、イノベーション創出やベンチャー企業の伸び悩み、社会資本の減衰など課題が山積するなかで、研究٠教育٠社会貢献の視座から、『大学とは何か』、その存在意義と役割が地域社会から問われています。
議事に先立ち、本学の那須保友学長から開会のあいさつがあり、副理事(地域共創・ベンチャー担当)の小職が議長として司会進行を務め、文部科学省科学技術・学術政策局産業連携・地域振興課の池田一郎課長、経済産業省産業技術環境局大学連携推進室の橋詰忠昭室長補佐による講演が行われました。
後半は、司会進行を担当させて頂きながら「研究成果の技術移転機能の強化策について」、「地元中小企業との共同研究について」等をテーマに協議を行いました。
各大学の現状、事例紹介、それに対する意見など、活発に議論が交わされました。
締めは閉会挨拶をさせて頂きました。
今後の大学における産官学連携推進の方策を検討するにあたり、大変有意義な会議となりましたが、同時に、大学の原点回帰、不易流行、自営自走経営、誠にシビアな時間でありました。