赤磐を楽しむ3 血洗いの瀧

吉井川の支流滝山川の深部にある「血洗いの瀧」との名の滝があります。
この滝の名は、素戔鳴尊(すさのおのみこと)が八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した剣を洗い、身体を清めたという伝承からこの名がつけられていると解説看板に記されています。
瀧は、高さ11メートルの二段になっていて、水量は豊富です。
この伝説では、素戔鳴尊(すさのおのみこと)は滝水で身を清めたと伝えられ、この滝の入り口に鳥居があり、さらに柿滝傍の大きな岩の上に、ほこら(クラウドファンディングで再興中)があり、この神社の由来は古さがあることが分かります。

5月21日の午後は、岡山県でも特に有名な葡萄の名産地である是里地区をめざしました。この是里多目的集会所で開催された、この滝と古代の地層を見学するコース「GEO㏌血洗瀧神社」に参加しました。参加費は500円でした。
講師と現地の御案内役をつとめてくださったのは、地球史研究所の乙藤洋一郎所長、古地磁気学的研究がご専門の先生でした。
講演の内容は興味深く、ここ赤磐市を中心として岡山県周辺エリアの地層にも様々な種類があることを知りました。
この瀧を挟んで川底から山上に向けて断層が走り、その左右で地層の古さ(3億年前と8000年前)が違うという仮説をお聞きしました。年代検査、鑑定にはコストがかかるとのことでした。

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