調査出張~那覇

長崎県、佐賀県、福岡県を中心に豪雨災害の発生が危惧される中、8月15日、朝から博多も雨でした。
地下鉄に少しの遅れはありましたが、ほぼ平常通りの運行でしたので、博多駅から福岡空港へ向かい、那覇行きに乗り込みました。
異常気象と言われる秋雨前線の影響で、風雨の中の飛行となり、出発も定刻遅れ、さらに途中で大きく揺れました。
ともあれ、無事に那覇空港に到着しました。
那覇は昨日来の豪雨が嘘のように晴天です。

沖永良部行きのフライトまで2時間半程の時間がありましたので、荷物をコインロッカーへ預け、モノレールで国際通りの牧志公設市場を目指しました。
終戦記念日の昼を沖縄で迎えることができました。
来年、2022年5月15日は、沖縄返還50周年を迎える節目の年となります。
第2次世界大戦では沖縄は最大の激戦地であり、多くの尊い命が失われたことは広く知られています。
牧志駅前に建つ、魔よけの伝説獣像シーサー像に平和を祈り、黙祷を捧げました。

さて、何年ぶりの沖縄でしょうか、本当に久しぶりです。
時間が限られていましたので、牧志公設市場へ直行して、まずは1階のマーケットをひやかしました。
新鮮な魚介類や沖縄料理に欠かせない様々な食材が所狭しと並んでいます。
ここ牧志公設市場は、1階の市場で選んだ魚介類を2階の食堂で調理してくれるシステムです。
独りでしたので、小ぶりながら活きのよい爪が巨大な蟹(沖縄ノコギリガザミ)をチョイス、代金を払い2階へあがりました。
指定の食堂に案内されますと、さっそく蟹の料理の仕方を尋ねられました。

店のお勧めということで、半身を塩茹でにして、半身をネギ生姜炒めにしてもらうことにしました。
さらに食堂の数あるメニューから、オーソドックスに沖縄料理の定番であるゴーヤチャンプル、ソーキそばを選び、海ブドウにするか迷いましたが、お店の勧めで琉球モズクの天ぷらをチョイス、それに小ライス、沖縄のサンピン茶を付けて注文しました。
メニューが多くて、迷いましたが、孤独のグルメさながら、気分が高揚しました。
注文を受けてから、すばやい料理で、あっという間に全品が揃いました。
ノコギリガザミは、ミソがあり、身は弾力があって味も濃厚でした。
塩茹でから頂き、まずは蟹そのものの味を楽しみました。
ネギ生姜炒めの味は抜群で、分厚い爪には包丁が入っていて、取り出しやすく調理されています。甲羅の内側から身を取り出し、小ライスの上に乗せて即席蟹ネギ生姜丼を仕立てました。
それをメインにして、その間に、ゴーヤチャンプル、ソーキそばの汁、琉球モズクの天ぷら、サンピン茶を挟みながら一気にかき込みました。
こうして那覇の台所、牧志公設市場にて沖縄の新鮮な味を堪能いたしました。

ただし、沖縄県は新型コロ災禍拡大の影響で、大幅に観光客が減り、さらに緊急事態宣言が発令され厳しい状況が続いています。
来年、本土返還50周年記念を目指す沖縄県です。
一日も早い、コロナ災禍の収束を願いました。


さて、食事の時は、広い市場の食堂でソーシャルディスタンスを確保したなかでマスクを外しましたが、それ以外は2重マスクで空港と国際通りを往復しました。
また早歩きで商店街のお店の写真をパシャパシャ撮らせて頂きました。
那覇空港へ戻り、沖永良部島行きのゲートで東京組の財団の皆さんと合流して、現地へ向かいました。
2回のワクチン接種を受けて2週間、そして出発前にもPCR検査を受けて陰性証明を持参しての出張です。
訪れる側、迎える側、双方に感染リスクに注意する必要があることを改めて認識した沖縄でした。