この花も精いっぱい咲いている
東日本大震災から3月11日で10年が経ちました。
いまの私たちにできることは、この経験を活かした地区の備えのお手伝いです。
西日本豪雨災害からの復興に向けて、微力ながら倉敷市真備地区の復興では環境理工学部(令和3年4月から工学部)の橋本成仁先生、高梁市の地区防災計画づくりでは、同じく環境理工学部の氏原岳人先生と共にお手伝いをしています。
熊本の熊本城はじめ広域に多大な被害をもたらした大地震や大水害、房総半島を襲ったゲリラ豪雨など、日本列島が災害列島の様相を呈しています。
本日は、時あたかも、昨年令和2年10月29日(木)に倉敷アイビースクエアにて開催された、全国中核市60都市の市長・副市長など代表者ら約350名が参加して開催された「2020中核市サミット㏌倉敷」の報告書が届きました。メインテーマは自治体連携による災害対策でした。
基調講演では『中核市が頻発・激甚化する災害から「生き抜く」ために』と題して、東京大学大学院情報学環特任教授で日本災害情報学会会長の片田敏孝先生が持論を展開され、続くパネルディスカッションの第1会場では、テーマを『災害から「生き抜く」ためのまちづくり』として、小職がコーディネーターを担当させて頂きました。
阪神淡路や東日本はじめ全国で発生する自然災害からの復旧・復興への得難い経験と教訓を、これからの防災・減災活動に活かしていくことを改めて誓いあったことを思い出しました。
いつかは必ず「花は咲く」と念じつつ、将来への希望の炎を灯しつつ、激甚災害の犠牲となられた方々に合掌。