誕生寺からあば村へ

退院して初めての休日、2月7日、県北の津山市阿波村のあば温泉が、傷に効き目があると誰かから聞いた記憶があり、ドライブがてら気分転換に出かけました。

国道53号線を北上して、まず久米南町里方にある浄土宗他力念仏門の開祖、法然上人生誕の地である誕生寺に病の治癒を祈念してお参りをさせて頂きました。

正徳6年(1716年)建立の山門と元禄8年(1695年)再建の御影堂(本堂)は、国指定の重要文化財です。


1年以上前に友人とお参りした記憶がありますが久しぶりの参拝となりました。

本堂の裏には、法然上人「産湯の井戸」やご両親を祀った廟があります。

このゾーンは名状しがたい厳かな空気に包まれていました。

御朱印を授けて頂きました。

誕生寺を後に北へ向かい、丁度、昼時となりましたので道の駅「久米の里」で、直売の総菜や鯖寿司、お団子や鮎の塩焼きなどを買い求め、設営されているテントをお借りして、おいしく頂きました。


ひと休みいたしましたので、一路、津山市阿波村を目指しました。

途中、JR因美線の「男はつらいよ」でロケ地に使われた美作滝尾駅はじめ美作河井駅など超レトロな駅舎で休みながら、あちらこちらで軽い散歩をしながら、ようやく、あば温泉に到着です。鳥取県境、岡山県最北端の地であり、加茂川沿いにの北斜面には、残雪があちらこちらにありました。


温泉は、初老のお二人がおられましたが、露天もあり、ゆっくりと広々入浴することができました。泉質はアルカリ性単純温泉 (ラドン含有)、効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性性消化器病、痔疾、冷え性、疲労回復、健康増進が謳われています。

泉質は噂にたがわず、なめらかで、まったり感があり、露天も丁度良い広さでのんびりでき、メンタルも含めて効き目が期待できました。

とは申せ、病み上がりゆえに30分少々であがりました。

土産物売り場で地元のお煎餅を発見しましたのでゲットしました。

ここ阿波村は、村おこし「あば村宣言」で有名な地区であり、元気なおりならヒアリングをしたいところです。


今回は、因美線の鳥取県境まで足を延ばし、丁度、一両で可愛く走る智頭行きが来ましたので、ONEショット収めてから静かに帰路につきました。

日暮れの頃に岡山市御津まで帰り着きましたので、どうしようか迷った末に、お気に入りの「そば作」で、しょうゆラーメンを頂きました。

術後、初めてのラーメン、ゆっくり時間をかけて食しました。

一歩、一歩、日常を取り戻しつつあります。

[関連リンク]