冨山市訪問

富山駅の南と北を走る路面電車を駅高架下でつなぐ「南北接続」事業の開業を3月21日に控えた富山市に、中村健一副市長を訪問するために、コロナウイルスの影響の少ないと思われる鉄道のコースで東京から富山へ参り、その日のうちに岡山へ戻りました。一日で乗った鉄道路線の記録を更新しました。

その経路は、立川駅(中央本線)塩尻駅(篠ノ井線)松本駅(大糸線)糸魚川駅(北陸新幹線)富山駅(市内路面電車)(北陸新幹線)金沢駅(北陸本線・湖西線・東海道線)新大阪駅(山陽新幹線)岡山駅というルートです。

鉄っちゃんでない還暦の爺さんには少々きつかったです。

とは申せ、大糸線での白馬越えは、暖冬で北アルプスでさえ雪が少ないと感じましたが、穂高駅から白馬駅を抜ける車窓からの眺望は最高でした。



白銀の山々を拝んでおりますと、娘たちが子供の頃、マイカーや夜行バスで白馬や栂池のスキー場へ連れてゆき、ボーゲンしかできませんが、ひざに抱えながらスキーを教えた、若い頃の記憶が蘇りました。

さて、コンパクトシティ富山市訪問です。富山駅の南と北を駅高架下でつなぐ工事は最終段階を迎えていました。この「南北接続」事業は、コンパクトシティの代表都市を標榜する富山市の仕上げの事業といえます。

お約束の時刻に中村健一副市長を訪問、副市長室でご準備頂いた豊富な資料を用いてご説明を頂いた後で、展望階にお連れ頂き、まず冨山市の歴史と地政学的な知見からのご紹介を頂きました。そのあと、公用車で視察にご案内頂き、あとは徒歩と路面電車を使い、隈研吾氏の手による富山市図書館はじめ魅力のスポットや創意工夫を凝らされた地点をご説明頂きました。最後に富山駅の構内と工事現場で完成を想定した解説を頂きました(3月21日の記念すべき開通催事開催にコロナウイルスの影響を懸念されていました)。

そして中村副市長は、岡山市に勤務のご経験があるために、富山市と岡山市の都市交通計画の比較をしながら、富山市が目指すコンパクトシティの神髄をご披露頂きました。


4月には森雅志市長を表敬訪問させて頂くご依頼をさせて頂きました。